科目名[英文名] | |||||
動物栄養飼料学特論 [Advanced Animal Nutrition and Feed Science] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 96122 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
豊田 淳(茨) [TOYODA Atsushi] | |||||
所属 | 連合農学研究科 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
? 令和2年12月24日(木)10:00〜。茨城大学農学部こぶし会館2階B研修室で開講。 『脳機能と栄養』 世界各国で、認知症、精神疾患、メタボリックシンドロームなどが社会問題になってきている。これらは脳の失調に起因した疾患であるが、アルツハイマー病、うつ病などは現代医学でも完治することが困難である。そこで予防医学に注目が集まり始めている。特に日々摂取する食事、つまり栄養因子はこれらの疾患予防に貢献するのではないかと見られている。最近、栄養因子が脳の疾患予防に効果があるという事例が複数報告されている。 本講義では脳機能と栄養に関連する基礎的事項と、関連する最先端のトピックを紹介する。特にストレスと脳機能の失調、栄養にポイントを絞って概説する。神経科学の基礎知識の無い受講生がフォローできるように講義する。 ? 農学における最先端の知識・技術を学ぶことにより、動物生産科学分野における高度の専門能力をつけるための講義科目である。 |
到達基準 |
? 成績は授業後に出されるレポート課題の記述内容と授業態度で評価する。 ? 脳の構造と機能の基本的事項を説明できる。 ? ストレスが脳と行動に与える影響について説明できる。 ? 栄養因子の脳機能への影響について説明できる。 履修案内のカリキュラムマップを参照すること。 |
授業内容 |
1) 脳の構造と機能 脳の解剖学的構造、脳を構成する細胞(ニューロン、グリア)とその生理学的特性、機能について解説する。 2) 記憶・学習のメカニズム 記憶・学習を題材に、脳と行動の基本的メカニズムについて触れる。 3) ストレスが脳と行動に与える影響 ストレスが脳に与える影響について解説する。ストレスによって起こる精神疾患やその脳内メカニズムにも触れる。 4) 栄養因子の脳機能への影響 栄養因子が脳機能、ストレス関連の失調に与える影響を解説する。 5) 脳機能と栄養の最先端トピック ストレスと栄養に関するトピックを紹介する。特に脳の炎症を抑制する栄養因子の最新知見について解説する。 |
履修条件・関連項目 |
テキスト・教科書 |
資料は授業時に配布します。 |
参考書 |
Eric Kandel et al. “Principal of Neural Science” Fifth edition (McGraw-Hill Professional,2012) |
成績評価の方法 |
提出課題70%:上記の到達基準を満足するかを評価のポイントとする。 授業態度30%:質問やディスカッションの内容に関して評価のポイントとする。 |
教員から一言 |
脳の機能と栄養に関する研究はホットになってきています。製薬、食品、化学などの関連企業も注目している分野です。是非、将来の進路の参考にしていただきたいと思います。 |
キーワード |
動物モデル;脳;精神疾患;栄養 |
オフィスアワー |
質問等は講義終了時に受け付ける。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
https://sites.google.com/site/iucafeedscience/home https://researchmap.jp/atsushitoyoda/ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2019/12/13 15:12:36 |