科目名[英文名]
環境微生物保全学特論   [Advanced Microbiology for Environmental Conservation]
区分   選択必修   単位数 0.5 
対象学科等   対象年次   開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 96324
責任教員 [ローマ字表記]
西澤 智康(茨)   []
所属 連合農学研究科 研究室   メールアドレス

概要
令和2年 12月15日(火)10:00〜 茨城大学農学部 こぶし会館2階B室 オンラインでも配信します。

『土壌が担う役割とそこに住む微生物の関わり』
地表圏の土壌(農地)や水域(湖沼など)が担う基本的な役割とそこに住む微生物が関わる環境問題について、担当教員の研究成果を中心に概説する.
1)富栄養化した湖沼におけるアオコの発生と原因生物であるシアノバクテリアの生産する二次代謝産物は世界的に深刻な環境問題となっている.霞ヶ浦(西浦・北浦)のアオコ動態とシアノバクテリアの代謝産物について解説する.
2) 環境保全型農法により土壌有機物の蓄積と土壌団粒構造の発達は土壌生態系の多様化に寄与することが知られており,土壌機能と微生物と相互作用について解説する.
 農学における最先端の知識・技術を学ぶことにより、環境土壌・地圏生態化学分野における高度の専門能力をつけるための講義科目です.

授業形態:授業に積極的に参加していただくため、対話・討論なども取り入れた講義形式を行う.
オンライン授業の可能性あり.
到達基準
微生物が関わる土壌の基本的な生成過程を理解すること.また,農地やその周辺水域で起こる環境問題に関わる微生物機能を理解すること.
授業内容
1:土壌の生成過程について
(1)農耕地土壌,(2)土壌団粒構造
2:霞ヶ浦を例にした水域圏の環境問題について
(1)湖沼に発生する水の華(アオコ),(2)アオコ毒の生態化学
3:農地生態系の土壌微生物について
(1)土壌団粒微生物群集叢の解析,(2)土壌-植物根域-微生物の相互作用

 各トピックについてグループディスカッションとプレゼンテーションを行う予定ですが、授業の進行状況に応じて、授業内容を修正する可能性があります.
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
資料は授業時に配布します。
参考書
講義中に情報提供します。
成績評価の方法
成績の評価方法は、授業での討論・発表(60%)と課題レポート(40%)で評価します.
教員から一言
土壌圏科学や微生物群集構造解析になじみがない,あるいは専門分野が異なる学生にも理解して興味をもてるように話すつもりです.
キーワード
オフィスアワー
質問等は講義終了時に受け付けます。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2020/09/07 16:48:25