科目名[英文名]
総合的な学習の時間の指導法   [Teaching method of comprehensive learning period]
区分 教職科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等 農 学 部  対象年次 1  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 V0027
責任教員 [ローマ字表記]
朝岡 幸彦   [ASAOKA Yukihiko]
所属 農学部 研究室 共同先進健康科学専攻棟2階  メールアドレス

概要
総合的な学習の時間はアクティブ・ラーニングを実践するのに最も適した領域である。アクティブ・ラーニングは学習者がより能動的に学習するための指導方法である。実際に学校では地域の特徴を活かし、目標実現のためにふさわしいと判断した学習課題を提示し、その中で学習者(児童・生徒)が主体的にテーマを決めているところが多い。その指導法はいかにあるべきか、いつどのように指導したらよいのか、指導案を作成し授業のあり方について考え、実際に動物園や構内でプログラムを作成し、その教育的効果を考察する。
到達基準
育てようとする資質や能力、態度について考え、「総合的な学習の時間」や「総合的な探求の時間」の学習活動を適切に実施するための手法を学び、目的に合った学習指導案を作成し、実践することができる。
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
Google classroom クラス コード=2rdjjp4
(1)総合的な学習の時間とはどのような学習か。中学校の「総合的な学習の時間」と高等学校の「総合的な探究の時間」(平成30年告示)について学ぶ。10/5(月)6限(Zoom)
総合的な探究の時間の第1の目標は「探求の見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、自己の在り方生き方を考えながら、よりよく課題を発見し解決していくための資質・能力を次のとおり育成することを目指す」ことであり、「実社会や実生活と自己との関わりから問いを見いだし,自分で課題を立て,情報を集め,整理・分析して,まとめ・表現することができるようにする」ことが求められている。これを実践するための学習の目的と内容・評価・学習指導案の書き方を理解する。
(2)指導案のつくり方を学ぶ。10/12 (月)6限(Zoom)
(3)自然体験活動を体験する。11/21(土)〜22(日)10:00〜17:00頃=府中キャンパス
→グループごとに自然体験学習を伴う指導案Ⅰ を作ってもらいます。
(4)動物園を使った「総合的な学習の時間」の指導案づくりを学ぶ。
①現場の下見(井の頭自然文化園)11/7(土)
②最終確認(井の頭自然文化園)11/29(日)→動物園を使った指導案Ⅱ(各人)を作ってもらいます。12/3〆切。
③検討・発表(井の頭自然文化園)12/5(土)
動物園で実施する動物園教育・環境教育で実際に来園者を対象としたプログラムの指導案を作成する。動物園の生き物や環境について理解を深める。動物園でのマナーやルール緊急事態の対応について理解する。
(5) 総合的な学習の時間の学びについて、目的に対する評価、指導方法、改善点等について、全体で討議し、自分の考えをまとめる。1/18(月)6限(Zoom)
履修条件・関連項目
新型コロナ対策として履修者数を減らす必要があります。農工交互開講の趣旨に基づき、今年度は農学部学生のみを対象とします。工学部の学生は来年度(2021年度)に履修してください。
指定された動物園での現場体験学習には必ず参加する。
必要な学習時間は、本学の標準時間数に準ずる。
テキスト・教科書
朝岡幸彦他編著『湿地教育・海洋教育』、筑波書房、2019年
参考書
学習指導要領(小学校、中学校、高校)
成績評価の方法
2つの指導案(指導案Ⅰ=グループ、指導案Ⅱ=個人)によって評価します。
教員から一言
実践的な授業ですので、楽しく参加してください。優れた指導案は動物園に提供して実践してもらう予定です。
キーワード
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2020/10/01 17:24:43