科目名[英文名]
獣医倫理   [veterinary Ethics]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01VN1102
責任教員 [ローマ字表記]
清水 美希   [SHIMIZU Miki]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
獣医師が活躍する多くの現場では、法規制以外にも様々な知識と感性を駆使し、場面に応じた対応をしなければならない。本科目では、生命倫理学と動物倫理学を中心に、その概念や理論、外国と我が国の動物愛護の歴史と法規に関する比較、飼育動物から野生動物までの範疇ごとにおける動物倫理の詳細と獣医師が心得ておくべき事柄などを学ぶ。
本科目は、実務経験のある教員によるオムニバス形式の授業および受講者のプレゼンテーションによる総合討論により構成される。担当教員は、臨床獣医師としての業務や、企業、公務員などの業務に携わっていた経験を有しており、授業では、獣医師としての実例や実体験、現場での課題などを題材とした議論、演習を行う。
到達基準
講義を受講し、発表等の必要とされる活動も行い、獣医倫理についての知識を得ることができる。
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第1回(10/5) 生命倫理学入門(清水)
第2回(10/12) 実験動物の福祉と倫理(田中あかね)
第3回(10/19) 遺伝子改変動物の取り扱い(水谷)
第4回(10/26) 研究成果の発表と科学者の倫理(渋谷)
第5回(11/2) 医薬品使用と獣医倫理(佐々木)
第6回(11/9) 防疫の重要性と獣医倫理(竹原)
第7回(11/16) 動物愛護法と動物福祉(佐藤)
第8回(11/30) 産業動物の福祉と倫理(遠藤)
第9回(12/7) 伴侶動物の福祉と倫理(打出)
第10回(12/14*)多摩動物公園の概要と動物園の獣医師の仕事(遠隔講義)*日程変更の可能性あり
第11回(12/21) 動物介在療法に関わる倫理(渡辺)
第12回(1/11) 微生物学と獣医倫理(谷口)
第13回(1/18) 細胞培養と獣医倫理(臼井)
第14回(1/25) 学生によるプレゼンテーション・総合討論(1)
第15回(2/1) 学生によるプレゼンテーション・総合討論(2)
履修条件・関連項目
共同獣医学科専門教育科目であり、必修科目である。
授業時間30 時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
特に指定はなし。Classroomに資料を掲載することがある。
参考書
「獣医倫理・動物福祉学」(監修:池本卯典/吉川泰弘/伊藤伸彦)緑書房
成績評価の方法
授業態度(30%)、レポート(30%)、総合討論への参加姿勢・プレゼンテーション(40%)等を総合して評価する。
教員から一言
獣医師になるための倫理にはいろいろな種類のものがあります。この講義を通じ、それらの重要性を認識し、さらに将来も学び続ける契機としてください。
キーワード
獣医倫理、獣医師、倫理学
オフィスアワー
随時、事前にメールで連絡してください。
備考1
問い合わせは窓口教員(清水)にメールしてください。
備考2
授業スケジュールの変更については、本科目のクラスルームで確認してください。
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2021/09/15 15:33:48