科目名[英文名]
大気環境学   [Science of Atmospheric Environment]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01en1032
責任教員 [ローマ字表記]
松田 和秀   [MATSUDA Kazuhide]
所属 農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センター 研究室 FS-201  メールアドレス

概要
本科目は学科専門科目における大気分野の導入科目として、大気環境問題について幅広く学びつつ、大気科学の基礎知識を修得する。さらに、大気中の物質の挙動、特に大気から地表面への物質の沈着(大気沈着)に関する専門知識を修得し、大気と生態系との関係について理解を深める。

本科目は、実務経験のある教員による講義である。担当教員は民間機関において、環境省等の越境大気汚染・酸性雨関連の事業に携わった経験を有しており、第9回以降の講義において、実務経験にもとづいた講義を行う。
到達基準
・大気環境問題および大気科学に関する基礎的な知識を説明できる。
・大気沈着の専門的な理論と測定・評価手法について説明できる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
(農学部の場合)本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
1 大気環境問題
2 発生源と排出量
3 大気の組成
4 日本の大気汚染状況
5 大気の鉛直構造
6 粒子の物理
7 粒子の化学
8 大気環境の基礎事項のまとめ
9 酸性雨と越境大気汚染
10 湿性沈着
11 乾性沈着Ⅰ:メカニズム
12 乾性沈着Ⅱ:測定法
13 大気沈着アセスメント
14 研究事例
15 大気環境の総合的理解
履修条件・関連項目
授業時間に加え、google classroomを使って事前に配布する講義資料や教科書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
越境大気汚染の物理と化学 2訂版(成山堂書店)
参考書
講義時に紹介する。
成績評価の方法
平常点30%:各回の小テスト
提出課題30%:第8回に課題提示、第9回に提出締切
期末試験40%:到達基準の到達度を評価する
教員から一言
PM2.5の科学から越境大気汚染の国際対策まで、大気環境に関する幅広い講義を行います。
キーワード
大気汚染、越境大気汚染、PM2.5、酸性雨、大気沈着
オフィスアワー
事前にメールでアポイントをとって下さい
備考1
過去の成績分布は概ね「S:10%、A:35%、B:35%、C:15%、D:5%」
備考2
参照ホームページ
http://www.tuat.ac.jp/~drydep/
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2021/01/12 18:29:39