科目名[英文名]
農学基礎ゼミ   [Basic Seminar of Agricultural Science]
区分 教養科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01fy100206
責任教員 [ローマ字表記]
田中 治夫   [TANAKA Haruo]
所属 農学部 研究室 2-221  メールアドレス

概要
知の開拓と自主的な学びへの意識の醸成を目的とした大学導入科目と位置付け、内容に応じて学部、学科、少人数ゼミのクラスなど、様々な授業形態をとります。本科目は、2部から構成されます。

第一部:全学共通プログラム
大学を知り、大学でいかに学ぶかを考えます。本学の理念・歴史と共に、研究活動に関する理解を深め、学びへの意欲を増進すると共に、大学生活をデザインする意義を理解することを目的としています。

第二部:学部独自プログラム
「土壌を通して環境教育-光る泥だんごから環境地図の作成まで-」と題して、各自で身近な環境について調べ、議論し、発表しながら考えていきます。
到達基準
1) 大学での学びを理解し、自身の大学生活を俯瞰的に設計できる。
2) 身近な環境の事象を考える力が身につく。環境の事象を伝えるコミュニケーションやプレゼンテーションの基礎が身につく。

主な目標(科目別目標一覧対応):
自主性・自律性◯、リーダーシップ/調整能力◯、知の開拓能力◎、プレゼンテーション◯、課題探求、問題解決◎、教養倫理◯

本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第一部:全学共通プログラム
第1回 大学を知る(I)
     大学の歴史の概略。学長、農学部長、工学部長の講話:「農工大で挑戦してほしいこと」など
第2回 大学を知る(II)
     学科長の講話:学科紹介
第3回 大学で学ぶ
     (講義1)アイデンティティの確立と学生生活について:青年期のこころの発達。
     (講義2)高校と大学での学びの違い。将来を見据えて長期的かつ計画的に授業履修や留学などを考え、
     大学生活を俯瞰的に設計することについて。
第4回 本学の社会的取り組み
     (講義1)エネルギー教育地球温暖化と温室効果ガス排出。CO2排出削減を目指す本学の取り組み。
     (講義2)プラスチック廃棄削減に向けた本学の取り組み「プラスチック削減5Rキャンパス」。
     次世代人材育成を目指した課題解決策を導く教育・研究活動。
     (講義3)新型コロナウイルス感染症 本学「未来疫学(R)」からの挑戦。
第5回 研究倫理
     研究者の行動規範と研究不正について概説する。引用、盗用、剽窃について考える。

第二部:学部独自プログラム
 身近な環境の事象について、どのように他人に伝えるか、環境教育の実践方法について考え、その実践方法をレポートにまとめて提出し、またそのレポート内容についてプレゼンテーションを行う。
(順番は適宜変更します。)
第6回 イントロダクション(ゼミの説明と顔合わせ)
第7回 土壌教育の実例
第8回 実践案を紹介して皆で検討1
第9回 光る泥だんごの作製
第10回 土曜か日曜日に国分寺から多摩川まで歩き、地形や土壌を観察する。(3回分)
第11回 同上
第12回 同上
第13回 実践案を紹介して皆で検討2
第14回 レポート内容のプレゼンテーション(前半)
第15回 レポート内容のプレゼンテーション(後半)
履修条件・関連項目
全学共通プログラム:授業時間10時間に加え、本学の標準時間数に準ずる学習時間を使って授業内容を振り返り、今後の大学生活の設計や履修計画をたてること。
学部独自プログラム:授業時間に加え、本学の標準時間数に準ずる学習時間を使って調査や振り返りをすること。
テキスト・教科書
全学共通プログラム: 必要に応じて授業内で資料や教材を配布します。
学部独自プログラム:
・土壌の観察・実験テキスト-自然観察の森の土壌断面集つき- (日本土壌肥料学会) 日本土壌肥料学会土壌教育委員会編(2014)
参考書
全学共通プログラム: 
・アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門 (慶應義塾大学出版会) 佐藤望(編著)、湯川武、横山千晶、近藤明彦
・思考を鍛える大学の学び入門ー論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで(慶應義塾大学出版会)井下千以子

学部独自プログラム:
・新版 土をどう教えるか-現場で役立つ環境教育教材-上・下巻 (古今書院) 日本土壌肥料学会土壌教育委員会編(2009)
・土の絵本①〜⑤ (農文協) 日本土壌肥料学会編(2002)
成績評価の方法
全学共通プログラム(25%分):
 毎回提示される記述の課題を総合的に判断します。設問について、意見や考えを自分の言葉で説明できることが評価のポイントとおなります。
学部独自プログラム(75%分):
 授業へ参加度とレポート・プレゼンテーションによって判断します。
教員から一言
学部独自プログラム:環境についてどのような教育ができるかを一緒に考えてみましょう。
キーワード
全学共通プログラム: 問いを立てる 自律学習 研究倫理 学部独自プログラム:土壌 環境 教育
オフィスアワー
全学共通プログラム: 担当教員から授業内に案内があります。 学部独自プログラム: メールで対応。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2021/02/17 12:13:28