科目名[英文名]
農学基礎ゼミ   [Basic Seminar of Agricultural Science]
区分 教養科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01fy100227
責任教員 [ローマ字表記]
渡邊 裕純   [WATANABE Hirozumi]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
知の開拓と自主的な学びへの意識の醸成を目的とした大学導入科目と位置付け、内容に応じて学部、学科、少人数ゼミのクラスなど、様々な授業形態をとります。本科目は、2部から構成されます。

第一部:全学共通プログラム
大学を知り、大学でいかに学ぶかを考えます。本学の理念・歴史と共に、研究活動に関する理解を深め、学びへの意欲を増進すると共に、大学生活をデザインする意義を理解することを目的としています。

第二部:学部独自プログラム
農薬の環境動態に関して,論文を熟読し,論文のまとめをスライドで発表する。そのスライド発表に関して授業の中で,生態系保全を考慮した農業生産にかかわる知識基に議論を進める。
到達基準
1) 大学での学びを理解し、自身の大学生活を俯瞰的に設計できる。
2) 本授業での学習目標は、水田及び畑地を対象とした農地における農薬の環境動態について議論を交わし,基礎的な知見を得ること。

主な目標(科目別目標一覧対応):
自主性・自律性◯、リーダーシップ/調整能力◯、知の開拓能力◎、プレゼンテーション◯、課題探求、問題解決◎、教養倫理◯

ディプロマ・ポリシー上の観点については、本学HP(三つのポリシー)
のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第一部:全学共通プログラム
第1回 大学を知る(I)
     大学の歴史の概略。学長、農学部長、工学部長の講話:「農工大で挑戦してほしいこと」など
第2回 大学を知る(II)
     学科長の講話:学科紹介
第3回 大学で学ぶ
    (講義1)アイデンティティの確立と学生生活について:青年期のこころの発達。
    (講義2)高校と大学での学びの違い。将来を見据えて長期的かつ計画的に授業履修や留学などを考え、大学生活を俯瞰的に設計することについて。
第4回 本学の社会的取り組み
    (講義1)エネルギー教育地球温暖化と温室効果ガス排出。CO2排出削減を目指す本学の取り組み。
    (講義2)プラスチック廃棄削減に向けた本学の取り組み「プラスチック削減5Rキャンパス」。
         次世代人材育成を目指した課題解決策を導く教育・研究活動。
    (講義3)新型コロナウイルス感染症 本学「未来疫学(R)」からの挑戦。
第5回 研究倫理
     研究者の行動規範と研究不正について概説する。引用、盗用、剽窃について考える。

第二部:学部独自プログラム
第6回 クラスオリエンテーション、自己紹介、授業の目的、内容、日程、基礎ゼミのはじめに。
第7回 農薬の環境影響とその低減手法について(渡邊)
第8回 農薬の基礎知識
第9回 水田における農薬流出制御にための適正圃場管理
第10回 農薬のかけ流し管理と止水管理の比較,農薬流出抑制のための田面水貯留水深について
第11回 集水域での除草剤の動態とその流出抑制について
第12回 水田農薬の動態予測モデルとその活用
第13回 水田除草剤の流出抑制における適正圃場管理とのその普及の提案
第14回 農薬の水環境への流出抑制の技術
第15回 水系環境における農薬の動態に関する研究/まとめ 

 
履修条件・関連項目
全学共通プログラム:授業時間10時間に加え、本学の標準時間数に準ずる学習時間を使って授業内容を振り返り、今後の大学生活の設計や履修計画をたてること。
学部独自プログラム:関連科目:土壌学、作物栽培学、水文学、農業気象学、農作業学、農業経済学など総合的な理解が望ましいが,興味を持って履修することが第一条件.環境影響評価や生態系を配慮した農地整備・管理・農地保全の基本も学ぶ.
テキスト・教科書
全学共通プログラム: 必要に応じて授業内で資料や教材を配布します。
学部独自プログラム: 必要に応じて授業内で資料や教材を配布します。
参考書
全学共通プログラム: 
・アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門 (慶應義塾大学出版会) 佐藤望(編著)、湯川武、横山千晶、近藤明彦
・思考を鍛える大学の学び入門ー論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで(慶應義塾大学出版会)井下千以子

学部独自プログラム:特になし。
成績評価の方法
全学共通プログラム(25%分): 毎回提示される記述の課題を総合的に判断します。
学部独自プログラム(75%分): ゼミでの議論の積極性(30%),スライド発表 (70%)
教員から一言
キーワード
全学共通プログラム: 問いを立てる 自律学習 研究倫理 学部独自プログラム: 水田、圃場整備、水収支、灌漑排水、農地環境
オフィスアワー
全学共通プログラム: 各担当教員から授業内に案内があります。 学部独自プログラム:平日9時―17時が基本ですが、事前にメールでアポイントを取ってください
備考1
 【新型コロナウイルス感染の影響による授業スケジュール等の変更については、本科目のクラスルームでご確認ください。】
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2021/02/17 16:04:52