科目名[英文名] | |||||
農学基礎ゼミ [Basic Seminar of Agricultural Science] | |||||
区分 | 教養科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 01fy100228 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
川端 良子 [KAWABATA Yoshiko] | |||||
所属 | 農学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
知の開拓と自主的な学びへの意識の醸成を目的とした大学導入科目と位置付け,内容に応じて学部,学科,少人数ゼミのクラスなど,様々な授業形態をとります.本科目は,2部から構成されます. 第一部:全学共通プログラム 大学を知り,大学でいかに学ぶかを考えます.本学の理念・歴史と共に,研究活動に関する理解を深め,学びへの意欲を増進すると共に,大学生活をデザインする意義を理解することを目的としています. 第二部:学部独自プログラム 私たちがこれから持続可能な社会を目指す上で重要となる「再生可能エネルギー」について,日本や世界における現状や課題を調査し,将来の可能性を議論することを通して,知的好奇心や探求心を高め,プレゼンテーションやディスカッションの能力を養うことを目的とします. |
到達基準 |
1) 大学での学びを理解し,自身の大学生活を俯瞰的に設計できる. 2) 様々な再生可能エネルギーの現状や課題を理解できている. 3) 再生可能エネルギーに関する調査結果を発表し,ゼミのメンバーと議論ができる. 主な目標(科目別目標一覧対応): 自主性・自律性◯、リーダーシップ/調整能力◯、知の開拓能力◎、プレゼンテーション◯、課題探求、問題解決◎、教養倫理◯" |
授業内容 |
第一部:全学共通プログラム 第1回 大学を知る(I) 大学の歴史の概略.学長,農学部長,工学部長の講話:「農工大で挑戦してほしいこと」など 第2回 大学を知る(II) 学科長の講話:学科紹介 第3回 大学で学ぶ (講義1)アイデンティティの確立と学生生活について:青年期のこころの発達。 (講義2)高校と大学での学びの違い。将来を見据えて長期的かつ計画的に授業履修や留学などを考え、大学生活を俯瞰的に設計することについて。 第4回 本学の社会的取り組み (講義1)エネルギー教育地球温暖化と温室効果ガス排出。CO2排出削減を目指す本学の取り組み。 (講義2)プラスチック廃棄削減に向けた本学の取り組み「プラスチック削減5Rキャンパス」。 次世代人材育成を目指した課題解決策を導く教育・研究活動。 (講義3)新型コロナウイルス感染症 本学「未来疫学(R)」からの挑戦。 第5回 研究倫理 研究者の行動規範と研究不正について概説する.引用,盗用,剽窃について考える. 第二部:学部独自プログラム 現在、多くの国で経済発展及び貧困の削減が進んでいます。 しかし、世界ではいまだに経済的不平等が残っており、多くの貧困世帯が農村地域に住んでいます。そのような地域で、貧困がゆえに、深刻な環境問題が起きています。 このゼミでは、国際協力と環境問題について以下の論点についてテキストの輪読と議論を通して学んでいきます。 1) 世界の途上国の現状を把握しましょう 2) 世界の水銀汚染の今と日本の水俣病 3) 開発途上国で環境問題を解決するための重要なポイントは何でしょうか 4) 環境問題と国際協力について考えてみましょう 第6回 イントロダクション(ゼミの説明と顔合わせ) 第7回 輪読:FACTFULNESS 第8回 輪読:FACTFULNESS 第9回 輪読:日本環境化学会「地球をめぐる不都合な物質」第3章 第10回 輪読:日本環境化学会「地球をめぐる不都合な物質」第3章 第11回 ディスカッション:環境問題と教育 第12回 ディスカッション:環境問題と国際協力 第13回 履修者によるプレゼンテーション 第14回 履修者によるプレゼンテーション 第15回 まとめ |
履修条件・関連項目 |
全学共通プログラム:授業時間10時間に加え,本学の標準時間数に準ずる学習時間を使って授業内容を振り返り,今後の大学生活の設計や履修計画をたてること. 学部独自プログラム:必要な学習時間は本学の標準時間数に準じています. |
テキスト・教科書 |
全学共通プログラム:必要に応じて授業内で資料や教材を配布します. 学部独自プログラム:必要に応じて授業内で資料や教材を配布します. |
参考書 |
全学共通プログラム: ・アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門 (慶應義塾大学出版会) 佐藤望(編著),湯川武,横山千晶,近藤明彦 学部独自プログラム:日本環境化学会「地球をめぐる不都合な物質」、ハンス・ロスリング (著), オーラ・ロスリング (著), アンナ・ロスリング・ロンランド (著), 上杉 周作 (翻訳), 関 美和 (翻訳)「FACTFULLNESS」 ・思考を鍛える大学の学び入門ー論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで(慶應義塾大学出版会)井下千以子 |
成績評価の方法 |
全学共通プログラム(25%分):毎回提示される記述の課題を総合的に判断します. 学部独自プログラム(75%分):授業への取り組み(35%),調査結果の発表・議論(40%) |
教員から一言 |
履修者は必ずプレゼンテーションを行ってもらうので、それ以前に議論に積極的に参加してください |
キーワード |
全学共通プログラム:問いを立てる,自律学習,学部独自プログラム:再生可能エネルギー,バイオマス,太陽光,風力,FIT制度 |
オフィスアワー |
全学共通プログラム:各担当教員から授業内に案内があります.学部独自プログラム:質問・相談等は川端にメール(yoshikok@cc.tuat.ac.jp)を下さい. |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2021/02/17 16:08:51 |