科目名[英文名]
環境生理生態学   [Environmental and Ecological Physiology]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01rn2030
責任教員 [ローマ字表記]
下田 政博, 福本 寛之   [SHIMODA Masahiro, FUKUMOTO Hiroyuki]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
目的:ヒトの体と環境はともに、自動的な調節システムであり、使い方や管理を誤ると、調子が悪くなる。どちらのシステムとも繊細に均衡を保っていることを理解することによって人体と環境とを全体として眺めることができるようになり、将来いかなる行動を取るべきかを決定することができる。本講義のポイントは、自ら創出した環境であっても、いつしかそれがヒトに対して多大な影響を及ぼす可能性がある、ということをさまざまな角度から分析し理解することにある。
概要:人の感覚機能、神経・筋機能を概説する。つづいて、恒常性維持機構と適応現象について具体例を交えて説明する。さらに、「快適性」理解の要点となる情動反応、ストレス反応についても概説する。
到達基準
以下の点を到達基準とし、さまざまな環境を創出する際の重要な視点として、永続する「ヒトとの調和」を考える態度を修得する。
1)ヒトの感覚機能を説明できる
2)ヒトの神経・筋機能を説明できる
3)ヒトの恒常性維持機構を説明できる
4)ヒトの適応現象を説明できる
5)ヒトのストレス反応を説明できる

本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
以下の内容を予定している。
1. イントロダクション
2. ヒトの環境情報受容①皮膚感覚  
3. ヒトの環境情報受容②視覚 ③聴覚
4. ヒトの環境情報受容④味覚 ⑤嗅覚 
5. 温熱,騒音が人体に及ぼす影響 
6. ヒトの神経・筋機能 
7. 重力・気圧が人体に及ぼす影響 
8. 物理的環境の変化と人体:まとめ
中間試験
9. 生体恒常性 ①ホメオスタシス
10. 生体恒常性 ②生体リズム
11. 生体恒常性 ③ストレスシステム
12. 適応による環境克服
13. ストレスと情動 
14. 24時間社会が人間に及ぼす影響
15. 生体恒常性と社会的環境:まとめ  
期末試験
履修条件・関連項目
健康アメニティ論(3年前期)
パッケージ科目・推奨科目に区分され、選択科目である。
授業時間 30 時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
毎回、GoogleClassroomからPDF資料を取得してください。初回の授業時に資料取得方法を説明しますので、必ずノートPC等を持参すること。
参考書
人体の生理学、環境生理学に関するもの
成績評価の方法
中間試験(50%)及び期末試験(50%)で評価する。
・中間試験 50%:人体の環境情報受容に関する基本知識の理解を問う
・期末試験 50%:生体恒常性及びストレス適応に関する基本知識の理解を問う
教員から一言
ヒトのからだについて詳細なことに触れるので、生理学に関する図書等をあらかじめ読んでおいて欲しい。
授業に対する質問・感想や改善を求めることがあれば、オフィスアワーかメールで連絡してください。
キーワード
外部環境、感覚、恒常性、相互作用、適応・順応、生体リズム
オフィスアワー
随時、メールにて受け付けます。
備考1
新型コロナウイルス感染拡大の影響によるシラバスの変更については、本科目のクラスルームで確認してください。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2021/03/12 8:09:56