科目名[英文名]
健康アメニティ論   [Health and Amenities]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01rn3052
責任教員 [ローマ字表記]
下田 政博, 福本 寛之   [SHIMODA Masahiro, FUKUMOTO Hiroyuki]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
目的:わが国では少子高齢および過疎過密に代表される人口構成の問題を抱えている。その問題を解決するためにさまざまな方面から総合的かつ有効な対策を立てることが緊急な課題としてクローズアップされている。言い換えれば、従来の街や地域のあり方全般を見直し21世紀型に再構築する必要がある。人口構成が変化する中で新しい社会を構築するためには従来とは異なるいくつかの重要なポイントが存在する。つまり、単なる生産性の向上を目指したものではなく、自然環境とのバランスや人としての豊かさを享受できる街や地域の構築をめざしたものでなくてはならない。本講義では、街や地域を再構築する際に重要となるいくつかのポイントのうち、とりわけ、「人の快適性」に焦点を当て、快適性を感ずる主体と指標、快適性デザインを施した事例紹介(含研究)、快適性デザインの方法(含実践)、などについて実践的に理解することを目的とする。
概要:人間視点でのアメニティ・快適性の考え方を概説する。続いて、快適性を感じる主体=人の感覚機能、計測方法、及び快適性の評価方法について概説する。さらに、受講者が主体となり、快適性を高めるデザインについて、身の回りの空間を対象に調査・発表・討論を行う。
到達基準
ひとの「感性や感覚」、「快・不快」およびそれに基づく行動と周囲の環境の関係性を理解し説明できる。

本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
《主な授業内容(予定)》
1.アメニティとは:アメニティの由来、快適性の定義、都市のアメニティ(下田)
2.快適性を感じる主体:ヒトの感覚(福本)
3.快適性を感じる主体:加齢変化(福本)
4.快適性を感じる主体:快適性の生理的評価(福本)
5.快適性を感じる主体:まとめ(福本)
定期試験
6.アメニティデザイン:アメニティ度の測定(下田)
7.アメニティデザイン:五感を刺激するデザイン(下田)
8.アメニティデザイン:都市緑化など(下田)
9.アメニティデザイン:まとめ(下田)
定期試験
10.快適性デザインの実践:バリア・フリー(☆グループワーク)
11.快適性デザインの実践:バリア・フリー(☆グループワーク)
12.快適性デザインの実践:ユニバーサル・デザイン(☆グループワーク)
13.快適性デザインの実践:ユニバーサル・デザイン(☆グループワーク)
14.快適性デザインの実践:課題発表(☆グループワーク)
15.快適性デザインの実践:まとめ(☆グループワーク)
履修条件・関連項目
環境生理生態学(2年次3学期)
パッケージ科目・推奨科目に区分され、選択科目である。
授業時間 30 時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
資料プリントを授業時に配付する。
スライド、ビデオなどの視聴覚教材を用いる。
参考書
アメニティ・デザイン(進士五十八)、都市のイメージ(ケヴィン・リンチ)、人間環境学(日本建築学会)
成績評価の方法
この授業では,次の3つの条件を全て満たすことが単位修得要件となります。
・欠席回数が2回以下である。
・2つの試験を受験している。
・グループワークで活動している。
成績評価は、2つの定期試験(60%)とグループワーク(40%)の合計点で行います。
定期試験:ひとの「感性や感覚」、「快・不快」およびそれに基づく行動と周囲の環境の関係性を理解し説明できることを問う。
グループワーク(40%):人間の行動と周囲に関係に基づく実践的な生活空間改善の提案ができること。
教員から一言
授業内で、グループで活動することがあるので、途中で履修放棄しないこと。
キーワード
アメニティ、快適性、生体情報、ゆらぎ、ユニバーサル・デザイン
オフィスアワー
随時、メールにて受け付けます。
備考1
【新型コロナウイルス感染の影響による授業スケジュール等の変更については、本科目のクラスルームでご確認ください。】
備考2
参照ホームページ
http://web.tuat.ac.jp/~amenity/
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2021/03/19 11:03:05