科目名[英文名] | |||||
森林政策学 [Forest Policy] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 1 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 01rn3077 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
土屋 俊幸 [TSUCHIYA Toshiyuki] | |||||
所属 | 農学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
〇講義の目的 日本における森林政策の特徴、その変遷、および政策の決定・実施の仕組みの概略を押さえることにより、全体的な森林政策のあり方について、自分なりの考えを持てるようにする。 〇本年度の講義の方針 旧カリキュラムでの森林政策学の講義の特徴は、リスポンスと討論だった。毎回、前回講義に関する質問、意見、関連の情報提供を「リスポンス」として提出してもらい、それを編集して配布し、講義の半分ぐらいを使って、丁寧に(あるいは冗長に)説明してきた。また、後半(と言っても、実際には前半が長引いてしまい、昨年度の場合は16回の講義のうち、最後の4回)が主要な森林・林業関係の制度に関連した命題についての討論だった。この2つの手法によって、受講生が「考える」講義を実施してきた。しかし、1単位8回の講義の今期はそのような講義は残念ながら実施できない。そこで、毎回のリスポンスは実施せず、ひたすら講義をすることにした。そうすれば、なんとか講義内容は大きく削減しないで提供できる。 ただ、リスポンスもせず、漫然と講義を聴いているだけでは、おそらく講義内容を理解できないだろうし、ましてや森林政策について「考える」頭を作ることはできない。そこで、最低限、「考える」時間として、中間及び最後に講義時間1時間半をすべて質問タイムとする回を設ける。質問がない場合は、教員が指名して質問する(これもこれまでして来なかったことなのだが、仕方がない)。また、毎回の講義の後に、これは出席確認を兼ねた、簡単な感想をクラスルームあてに送ってもらうことにしたい(小リスポンス)。 なお、必ず参照する教科書としては、『令和2年度森林・林業白書』を指定する。林野庁ホームページの「政策について」→「白書」からダウンロードすることができる。しかし、しっかり勉強するつもりならば、全ページカラー版としては非常に廉価な紙媒体の購入をお勧めする。 |
到達基準 |
1)日本の森林政策の特徴を理解し、説明することができる。 2)主要な森林政策について、概要を理解し、その問題点や評価すべき点について、自分の考えを持つことができる。 なお、ディプロマ・ポリシー上の観点については、本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
第1回:日本の森林政策の特徴 第2回:日本の森林政策の変遷(1)明治期―第二次世界大戦前 第3回:日本の森林政策の変遷(2)第二次世界大戦後―高度経済成長期 第4回:質問大会(1) 第5回:日本の森林政策の変遷(3)1990年代以降 第6回:政策のあり方 国有林、森林組合、木材流通、木材産業、山村 第7回:現在の森林政策:森林・林業再生プランから「新たな森林管理システム」まで 第8回:質問大会(2)、まとめ |
履修条件・関連項目 |
必要な学習時間は、本学の標準時間数に準ずるので、リスポンスの作成を中心に各自行ってください。 |
テキスト・教科書 |
東京農工大学編『森林・林業実務必携 第2版』朝倉書店、2021年 志賀和人編著『森林管理制度論』日本林業調査会、2016年 |
参考書 |
成績評価の方法 |
レポート(60%)+質問大会への参加度(30%)+毎回の小リスポンス(10%) |
教員から一言 |
みなさんに対面でお会いできるのを楽しみにしています! |
キーワード |
入会林野、国有林、補助金、森林組合、保安林、公共事業、資源政策、環境政策、森林・林業基本法 |
オフィスアワー |
講義の前後に対応します。事前にメールでアポイントメントを取ってください。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2021/10/05 7:14:32 |