科目名[英文名] | |||||
科学史 [History of Science] | |||||
区分 | 教養科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 020302 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
中根 美知代 [] | |||||
所属 | 農学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
科学の歴史的な変遷を、それぞれの時代の社会・経済状況も含めて、多面的に概観する。今、自分たちが学んでいる科学とは、どのような学問なのかを考える機会を提供する講義で、理系の専門家として求められる教養を身に着けることを目的としている。 |
到達基準 |
(1)自然科学を、その歴史も含めた形で、包括的に捉える視点を持つことができる。 (2) それをもとに、現在の科学の在り方について、自分なりの考え方を持つことができる。 (3) 授業を通じて得られた新しい科学の像を、理系を専門としない人々に自分の言葉で表現することができる。 |
授業内容 |
1.科学史の基礎知識・科学の誕生 [(b) 第1章] 2.古代ギリシアの科学 [(b) 第2章] 3.アレキサンドリアとローマの科学 [(b) 第2章] 4.中世の科学 [(a) 第1章・(b) 第3・4章] 5.16-17世紀:自然の新しい捉え方 [(a) 第5章] 6.16-17世紀:近代的な宇宙像 [(a) 第3章・(b) 第5章] 7.17世紀:近代的な力学の誕生 [(a) 第4章・(b) 第7-8章] 8 17世紀:真空の発見 ・中間テスト [(a) 第4章・(b)第7章] 9.17世紀:科学者集団の形成・産業革命 [(a) 第6章] 10. 18 世紀:近代化学の形成 [(a) 第4章・(b) 第9章] 11.19世紀:近代的な原子論の成立 [(b) 第9章] 12.19世紀:エネルギー保存則の発見 [(b) 第10章] 13.20世紀:量子論と新しい自然観 [(b) 第13章] 14.20世紀:原子力と現代科学 [(b) 第14・15章] 15.まとめと最終テスト 中間テストの日にちは進度に応じて定める。3週間前には連絡する。 授業展開上の必要に応じて(Classroomから)受講生の意見を求めたり、(他の機能を使って)意見交換する。 2冊の教科書以外に、少なくとも1冊、科学史の成書を読むのが望ましい。 |
履修条件・関連項目 |
高校卒業程度の物理・化学・生物学の知識。履修していなくても、この機会に自習すればよい。 |
テキスト・教科書 |
(a) Pincipe著『科学革命』(丸善全出版、2014)・(b) 橋本毅彦『<科学の発想>をたずねて』(左右社、2010) 教科書の入手が多少遅れても問題ない。 Classroomにも、必要な教材を載せるので、必ず確認のこと。 |
参考書 |
モーズリー&リンチ著『科学は歴史をどう変えてきたか』(東京書籍、2011) その他 授業中に紹介する。 |
成績評価の方法 |
講義中に出した課題 30点 中間テスト20点 期末テスト50点 新設科目のため、過去の成績分布のデータはない。 なお受講者数が極端に少ない場合などは、評価方法を変更する可能性がある。 |
教員から一言 |
自然は人間が作ったものではありませんが、自然科学は人間が作ったものです。ですから「自然科学という学問」の性質を考えることは、文系分野です。しかし理系の素養なしではできません。このことを意識して、新しいものの見方との出会いを楽しんでください。 |
キーワード |
科学革命・パラダイム・コペルニクス的転換・量子力学・原子力 |
オフィスアワー |
メールで受け付ける。 |
備考1 |
Moodle を必ず確認してください。 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2021/04/02 9:40:51 |