科目名[英文名]
バイオセンシング   [Biosensing]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 24  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 022173
責任教員 [ローマ字表記]
池袋 一典, 養王田 正文, 中村 暢文, 中村 史, 吉野 知子, 太田 善浩, 川野 竜司, 浅野 竜太郎   [IKEBUKURO Kazunori, YOHDA Masafumi, NAKAMURA Nobufumi, NAKAMURA Chikashi, YOSHINO Tomoko, OHTA Yoshihiro, KAWANO Ryuji, ASANO Ryutaro]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
超高齢化社会の最先端をひた走る日本において、日常生活で健康状態を保ち、各個人が病気にならない社会を創成することは、喫緊の課題であり、その可否を世界中が注目している。このような趨勢の中、超早期診断、発症前診断を実現するための基盤技術開発は最重要課題であり、迅速・簡便で特異的な疾病マーカー検出を可能にするバイオセンシング技術は、今後の社会を支える基盤技術となる。このバイオセンサーについて基礎から応用まで幅広く学ぶ。
Google Classroomのクラスコードは、「m22xgr2」です。履修前に必ず参加して下さい。
到達基準
バイオセンサーの基本原理を理解し、その設計・構築に必要な基本知識を習得すること。
授業内容
バイオセンサーの基礎から応用について、以下の項目毎に学習する。
1.バイオセンサーの基礎
バイオセンサーとは何か?
バイオセンサーの分類
バイオセンサーの形態
生体分子の固定化法
信号増幅とBound/Free分離
バイオセンサーの小型化とマイクロアレイ
分子認識素子

2.バイオセンサーの各論
尿成分の分析センサー
嗅覚センサー
イムノセンサー
血液からのがんセンシング
ミトコンドリアの機能イメージング
ナノポアセンシング
メカノセンサー

 以上の学習項目を通じてバイオセンサーとはなにかを理解し、これを開発するために必要な知識を習得する。最先端の分子認識素子開発と、最先端の検出技術を組み合わせた典型的な融合技術開発の分野であり、既存の概念、領域にとらわれないダイナミックな発想で研究を設計する能力を身につける事を目的とする。
履修条件・関連項目
基礎生物化学、基礎分子生物学、生命化学I及びII、分子生物学I及びII
テキスト・教科書
資料を適宜配布する。あるいはHPに掲示する。
参考書
成績評価の方法
講義中のレポート、小テストにより評価する。
教員から一言
最新の研究成果を掲載した論文を参照しながら進めていく。論文あるいは配布資料はほとんどが英文であるので技術者・研究者としての最低限の英語だけは身につけて授業に望んでほしい。本講義は、基礎生物化学、基礎分子生物学、生命化学I及びII、分子生物学I及びIIと密接な関係にあり、生命工学専攻の学生は必ず履修し、欠かさず履修して欲しい。
キーワード
バイオセンサー、分子認識素子、トランスデューサー、超早期診断、発症前診断、リキッドバイオプシー、ナノテクノロジー
オフィスアワー
オフィスアワー:毎週月曜日17:00〜18:00
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2021/09/30 10:13:36