科目名[英文名]
生体材料化学Ⅰ   [Biomaterials ChemistryⅠ]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 24  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 022359
責任教員 [ローマ字表記]
村上 義彦   [MURAKAMI Yoshihiko]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
★Google classroomのクラスコードは「7pgzg2p」です。履修登録者はこのclassroomにも必ず登録しておいてください(試験・休講などの連絡をclassroomで流します)。また、classroom上で質問コーナーを作ろうかな、と思っています。
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<この科目に関連する分野・学習内容の概要>
人間の体はさまざまな低分子・高分子から構成されており、各分子が生化学的な意味をもって機能しています。この講義では、「生物化学の基礎から応用まで」を理解することを目的としています。例えば、「一日三回食事をとる」「一日二回食事をとる」「絶食する」・・・どれが効率的なダイエットになるでしょうか?しかも、なぜリバウンドしてダイエットは失敗するのでしょうか?これらのことは、例えばこの講義の第11回目の内容(代謝の基礎)を学べば簡単に理解できます。応用化学科の学生のみなさんには、生物化学の基礎から応用までをぜひしっかりと理解して欲しいです。

<カリキュラムにおける位置づけ>
本講義は、応用化学科のカリキュラムにおいて「専門基礎科目」の「生物・環境学」区分に該当します。

<その他>
★1:生命工学科および生体医用システム工学科の学生の他学科履修は許可しません(自学科の関連科目を履修してください)
★2:この講義の内容は、一般的な「生物化学」の講義をイメージしてもらえば良いと思います。生体材料(バイオマテリアル、医療用材料のこと)に使うような観点から「生物化学」を理解して欲しいので、「生体材料化学Ⅰ」という講義名になっています。
★3:この科目に続く「生体材料化学Ⅱ」(3年次科目)では、生物化学の内容から少し離れて、「医療で使われている材料(例えば、人工臓器、コンタクトレンズ・・・等)」の基礎から応用までを講義します。
到達基準
本講義では、生物化学の基礎から応用までを幅広く学習して、高分子化学や医療用材料などの幅広い領域で役に立つ生物化学の知識を習得できることを最終的な目標とします。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点は、履修案内のカリキュラムマップを参照してください。
授業内容
本講義では、以下の流れに沿って講義を行います。なお、担当教員の出張等の理由により、講義予定が変更になることもあります。詳細については、講義時間内にアナウンスします。

第1回:生物化学
  (生物化学の全体的な話)
第2回:生体を構成する分子-1
  (低分子 [水、金属、その他] の構造や機能)
第3回:生体を構成する分子-2
  (生体高分子 [タンパク質・酵素] の構造や機能)
第4回:生体を構成する分子-3
  (生体高分子 [タンパク質・酵素] の構造や機能)
第5回:生体を構成する分子-4
  (DNA・RNAの構造や機能)
第6回:生体を構成する分子-5
  (遺伝情報の流れ)
第7回:生体を構成する分子-6
  (医療におけるDNAやRNA)
第8回:まとめ
   中間試験
第9回:生体を構成する分子-7
  (脂質の構造や機能)
第10回:生体を構成する分子-8
  (糖質の構造や機能)
第11回:代謝
  (解糖、食後・空腹時・飢餓時の代謝プロセス)
第12回:細胞・1
第13回:細胞・2
第14回:細胞・3
第15回:まとめ
    期末試験
  
履修条件・関連項目
授業時間の他にも、本学の標準時間に準じて予習・復習してください。
テキスト・教科書
特に指定しません(この講義における板書と口頭説明を受講者各自が理解してまとめたノートが、皆さん個人にとっての生物化学の教科書になるような講義にしたいと考えています)。参考資料を毎回配布します。
参考書
特に指定しません(市販の一般的な「生物化学」に関する本であれば、どれであっても参考書になると思います)
成績評価の方法
<通常の対面式講義における成績評価>

中間試験(50%)および最終試験(50%)の結果によって成績を評価します。

「生物化学の基礎から応用までを幅広く学習して、高分子化学や医療用材料などの幅広い領域で役に立つ生物化学の知識を習得できる」という到達目標の達成度を評価するために、基礎知識を問う問題から記述問題まで、幅広い問題によって評価します。

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<オンライン教育における成績評価>

オンライン試験の結果や双方向性を利用した学習意欲等を総合的に評価し、本学が定める標準的な学修時間に相当する学修効果が認められる場合に単位を付与します。オンライン試験(中間試験・期末試験)の合計が80%、その他の平常点が20%として評価します。
教員から一言
生物化学は生きていく上で必要な知識の宝庫です。「○○はがんに効く!」などの怪しい商品にもだまされにくくなります。
キーワード
生物、医療
オフィスアワー
在室している時間であればいつでも対応します。
備考1
成績分布は以下の通りです。

2020年度 S:19% A:43% B:24% C:9% D:5%
備考2
参照ホームページ
http://web.tuat.ac.jp/~murakami/
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2021/09/27 14:37:56