科目名[英文名]
機械システム設計製図   [Mechanical Systems Design and Drawing]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 24  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 022581
責任教員 [ローマ字表記]
佐藤 英志, 関本 諭志   [SATOU Hideshi, SEKIMOTO Satoshi]
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
 機械工学を学んだ学生が、卒業後に研究開発・設計・生産技術・加工技術などの技術者として『ものづくり』に携わっている。その技術者にとって重要な図面は、手書き製図から3次元CADに作図手法が変わり、それに伴い開発手法も変化してきた。しかし開発手法が変化しても、設計手順や図面に対する要求事項は変わらない。むしろ技術者がグルーバルに活躍することで、図面に含まれる情報に対する要求は厳しくなってきている。
 本講座では、手書き製図や設計手順などの実習を通して設計の基礎を学び、『ものづくり』について理解することを目的とする。講義の流れとしては、テキストおよび講師作成の資料を基に製図の基本を学び、その上で設計仕様決定から図面作成までの実習を行う。
到達基準
 図面に必要とされる情報を理解でき、テーマに沿った基本的な開発ができるようになる。
授業内容
第1回 製図の必要性、図面の基本(〜補助図)、参考図面の紹介
第2回 図面の基本(寸法〜普通公差)、参考図面の紹介
第3回 演習(図面枠、Vブロック、パッキン押え、はさみゲージ、アイボルト、スパナ)
第4回 演習(図面枠、Vブロック、パッキン押え、はさみゲージ、アイボルト、スパナ)
第5回 図面の基本(表面性状〜表面処理)、参考図面の紹介
第6回 開発の流れ、ばねの設計、シールの設計、演習(ばねの設計、シールの抵抗)
第7回 軸の設計、軸受の設計、歯車の設計、演習(歯車の設計)
第8回 演習(ハンドル車、歯車2種類、立体図→平面図、平面図→立体図)
第9回 演習(ハンドル車、歯車2種類、立体図→平面図、平面図→立体図)
第10回 図面の作成演習の解説、減速機設計課題の説明、構想設計、設計仕様書作成
第11回 減速機設計課題(構想設計、歯車諸元の計算、軸受の選択と寿命計算)
第12回 減速機設計課題(構想設計、筐体の計画)
第13回 減速機設計課題(計画図、筐体の計画)
第14回 減速機設計課題(計画図)
第15回 設計課題の総括(設計仕様書、構想図、計画図、部品図、設計資料)
履修条件・関連項目
・大学内製図室以外の環境(自宅等)において、A3サイズの図面を描くことができる机などを有していること。
・オンラインでの受講が可能な環境を有していること。
テキスト・教科書
・テキスト:林洋二編著 『役に立つ機械製図』 (朝倉書店)
・講師作成の配付資料
・必要道具:製図道具(鉛筆H&HB、三角定規、コンパス、製図用テープなど)、筆記具、ノート、電卓(第6回以降)
参考書
成績評価の方法
演習課題や設計課題については提出することで評価する。
但し製図道具を使用せず図面を描いた場合は、減点の対象とする。
4/5以上の出席を必須条件とする。(基本は全講義出席)
尚、体調不良などによる欠席の場合は、所定の書類を提出のこと。
教員から一言
 教員が企業において実践してきた開発業務を紹介しつつ、実践的な設計手順や作図について説明します。また課題図面を描くことで、図面の読み方や描き方に慣れてもらいます。
キーワード
オフィスアワー
備考1
クラスコード: mweasfv
備考2
参照ホームページ
招待リンク: https://classroom.google.com/c/Mzg5MzA5ODU0MTcx?cjc=mweasfv
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2021/09/09 14:24:10