科目名[英文名]
ナノバイオエンジニアリング   [Nanobioengineering]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 34  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 023158
責任教員 [ローマ字表記]
中村 史, 加藤 義雄, 山岸 彩奈, 金 賢徹   [NAKAMURA Chikashi, KATO Yoshio, KIM Hyonchol]
所属 工学府 研究室 連携分野中村・中村・金研究室  メールアドレス

概要
産業技術総合研究所の生命工学領域(https://www.aist.go.jp/aist_j/dept/dlsbt.html)において実際に展開されている生命工学に関連する最先端の研究、特にナノスケールの材料を駆使するナノバイオエンジニアリングに関する研究を題材として、各パートごとにその基礎的な原理を学習し、またそれがどのように実践的な研究開発に繋がっていくのか理解を深めることを目的としている。産業技術総合研究所の連携大学院教員が、最先端技術の背景から将来展望までを交えて講義を行う。
到達基準
将来ライフサイエンス、バイオテクノロジー研究に携わる可能性を持つ学生として自覚を持った課題作成を行うことが出来ること。
授業内容
第 1回(4/7):ガイダンス 中村 史
第 2回(4/14):ゲノム編集1 加藤義雄
第 3回(4/21):ゲノム編集2 加藤義雄
第 4回(4/28):ゲノム編集3 加藤義雄
第 5回(5/12):ゲノム編集4 加藤義雄
第 6回(5/19):ナノバイオメカニクス1 山岸彩奈
第 7回(5/26):ナノバイオメカニクス2 山岸彩奈
第 8回(6/ 2):ナノバイオマテリアル1 金 賢徹
第 9回(6/ 9):ナノバイオマテリアル2 金 賢徹
第10回(6/16):ナノバイオマテリアル3 金 賢徹
第11回(6/23):ナノバイオマテリアル4 金 賢徹
第12回(6/30):ナノバイオロジスティクス1 中村 史
第13回(7/ 7):ナノバイオロジスティクス2 中村 史
第14回(7/14):ナノバイオセンシング1 中村 史
第15回(7/21):ナノバイオセンシング2 中村 史

第1回ガイダンスで講義の概要を説明する。第2〜5回:ゲノム編集1〜4では、生物ゲノムを自在に操作できる生物工学技術として注目されているゲノム編集酵素および核酸化学について、分かりやすく解説する。第6,7回:ナノバイオメカニクス1,2では、細胞骨格の機械的な機能及び中間径フィラメントネスチンが癌細胞の機械的な性質に関わる機構について解説する。第8〜11回:ナノバイオマテリアル1〜4では、ナノ材料の作製法や物性の基礎、ナノ材料を利用して標的となる分子や細胞の特性を計測する応用技術について解説する。また、これら計測の基礎となる各種顕微鏡法の原理についても合わせて解説する。第12,13回:ナノバイオロジスティクス1,2では細胞への分子輸送を中心として関連技術を概説し、最新の技術開発例を紹介する。第14,15回:ナノバイオセンシング1,2ではナノスケールの材料を用いて、特にナノニードルを用いたバイオセンシング技術を中心に、細胞内計測する技術について解説する。本講義全体を通じてバイオテクノロジーの方向性について理解することを狙いとする。レポート課題は第12回の講義内で発表し、第15回の講義で回収する。
履修条件・関連項目
特になし
テキスト・教科書
使用しない
参考書
THE CELL 細胞の分子生物学 ニュートンプレス
ワトソン遺伝子の分子生物学(下) 電機大出版局
成績評価の方法
授業参加度/貢献度:50%(演習問題、小テストなどにより評価)、レポート:50%(第12回で課題発表、第15回で提出)。
教員から一言
・履修条件等はなく幅広く先端の研究について紹介するので、興味を持っている学生は受講して欲しい。
・出席は講義時の小テストあるいは点呼により把握する。
・質問は講義中、講義後、下記のオフィスアワー等時に直接、あるいは電子メールで随時受け付ける。
キーワード
細胞工学,ゲノム編集,バイオセンサー,ナノバイオテクノロジー
オフィスアワー
毎週月曜日、金曜日10:00〜17:00まで。場所:11号館404号室
備考1
備考2
参照ホームページ
http://staff.aist.go.jp/chikashi-nakamura/
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2021/03/05 15:27:27