科目名[英文名]
医用デバイス工学   [Biomedical Devices]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 34  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 023263
責任教員 [ローマ字表記]
前橋 兼三   [MAEHASHI Kenzo]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
クラスコードは「n7qsqr5」です。
講義の詳細はクラスルームから通知します。

生体医用システム工学カリキュラム中の選択科目として、本授業では、まず、これまでに学んだ電磁気学、量子力学、電子回路、固体物理を基礎として、固体中の電子の状態を記述する手法を学ぶ。次に、半導体の電子レベルで基礎物性を紹介し、ダイオード中の電子、ホールの働きを基本とした動作原理を理解することを目的とする。さらに、医療で使用されるLED、半導体レーザ、フォトダイオードを解説します。後半では、小型デバイスを利用したバイオセンサ、ガスセンサ等の化学センサを解説します。
到達基準
(1) 固体中の電子の状態を記述する手法を理解し、説明できるようにする。

(2)電子レベルでのダイオード等の素子を理解できる。

(3)バイオセンサ等の化学センサの動作を理解し、説明できるようにする。


履修案内のカリキュラムマップを参照してください。
授業内容
第1-2回 k空間 (逆格子、回折、ブリルアンゾーン)
第3-4回 固体のエネルギーバンド (バンドギャップの起源、ブロッホ関数、空格子近)
第5-6回 キャリア濃度 (状態密度、フェルミ分布、真性半導体、不純物半導体)
第7-8回 pn接合 (概念、少数キャリア注入、熱平衡状態、バイアス印加状態)
第9回 半導体の光応答 (吸収、発光)、フォトダイオード
第10回 LED、半導体レーザ
第11回 化学センサの概念
第12回 受容体、電気2重層
第13-14回 種々のセンサ (電気化学、FET、クロマトグラフィー、PCR等)
第15回 まとめ
    定期試験
履修条件・関連項目
大学初級レベルの電磁気学、量子力学、熱統計力学、免疫抗体学の知識を前提として講義を進めます。
さらに、電子回路、固体物理学を発展した内容に関して講義を行います。
授業時間30 時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 
テキスト・教科書
参考書を参照すること。
資料、演習問題を配付する。
参考書
固体物理学-工学のために 岡崎 誠 著 裳華房
キッテル 固体物理学入門 丸善
バイオセンサー入門  コロナ社
成績評価の方法
レポート(20%)、期末試験(80%)を総合的に評価する
教員から一言
キーワード
固体のバンド構造、半導体デバイス、バイオセンサ
オフィスアワー
可能な限りいつでも対応します。mail での質問も可。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2021/09/27 16:04:42