科目名[英文名] | |||||
生物生産科学特論Ⅰ [Special Lecture on Agricultural Production SciencesⅠ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 1 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 2学期 | |
授業形態 | 2学期 | 時間割番号 | 05ac0011 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
本林 隆, 杉原 創, 藤井 一至, 小松崎 将一 [MOTOBAYASHI Takashi, SUGIHARA Sou, KOMATSUZAKI Masakazu] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本講義は, 小松崎将一先生(茨城大学・教授)の講義と、藤井一至先生(森林総合研究所・主任研究員)の講義の2部構成からなる。 また本科目は、生物生産科学コースの専門科目に区分される。 小松崎将一先生の講義 【概要】作物栽培システムには、人の働きかけ方の違いにより、慣行的システム(慣行耕耘体系・化学肥料の投入など)、不耕起栽培システム(耕耘を行わない)、有機栽培システム(化学肥料、化学農薬を使用しない)など様々なシステムがある。これらそれぞれのシステムでは、土壌中の物質循環のプロセスも異なり、その結果、作物の生育、収量、土壌中の養分収支、メタンや一酸化二窒素などの温室効果ガスの発生量などにも様々な違いが生まれる。本講義では、農耕地土壌における物質循環プロセスの基本的な理論を説明し、そのうえで、このような様々な栽培システムにおける物質循環プロセスを概説し、それぞれのシステムで生ずる問題について議論する。 藤井一至先生の講義 【概要】食糧生産を支える土の法則性(土壌の成り立ち、土の生物の多様性と生態、土の構造と機能)について学び、生物・人間活動と土壌劣化、農業・環境問題の関係を理解する。さらに、持続的な農業や家庭菜園に必要となる土壌の利活用技術について紹介する。 |
到達基準 |
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。 URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ 小松崎将一先生の講義 1.農耕地に物質循環プロセスの基本的な理論を理解し、そのうえで、様々な作物栽培システムにおける物質循環プロセスおよび発生する問題について説明できる。 藤井一至先生の講義 1.土と岩石の違いについて理解する。 2.食糧生産や物質循環における土壌の役割を理解する。 3.土壌劣化に対処するための持続的な土壌管理手法について理解する。 |
授業内容 |
小松崎将一先生の講義 日程:未定(後日掲示) 教室:未定(後日掲示) 1. 農耕地土壌における物質循環に関する基礎理論 2. 慣行栽培土壌における物質循環 3. 不耕起栽培土壌における物質循環 4. カバークロップの導入による土壌の影響環境の改善 藤井一至先生の講義 日程:未定(後日掲示) 教室:未定(後日掲示) 1.土の化学性・物理性・生物性 2.世界の土・日本の土 3.土壌中の炭素・窒素・リン循環 4.土壌劣化のメカニズムと持続可能な土壌管理 |
履修条件・関連項目 |
授業時間の15時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる45時間以上の予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
特になし |
参考書 |
藤井一至先生の講義 改訂 土壌学概論 朝倉書店 |
成績評価の方法 |
小松崎将一先生の講義 50% 平常点20% 授業への主体的参加度を評価 課題 30% 講義内容の理解度を評価 藤井一至先生の講義 50% 平常点20% 授業への主体的参加度を評価 課題 30% 講義内容の理解度を評価 |
教員から一言 |
藤井一至先生の講義 専門分野を問わず理解できる内容です。 |
キーワード |
小松崎将一先生の講義:物質循環・作物栽培システム・不耕起栽培・カバークロップ・炭素貯留 藤井一至先生の講義:物質循環・土壌劣化・持続的な土壌管理 |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2021/04/01 9:26:36 |