科目名[英文名] | |||||
地球社会学概論Ⅱ [Overview for Sustainable Societies Ⅱ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 1 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 4学期 | |
授業形態 | 4学期 | 時間割番号 | 05cf0010 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
野見山 敏雄, 新井 祥穂 [NOMIYAMA Toshio, ARAI Sachiho] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | 2-205 | メールアドレス |
概要 |
本科目の目的は,農業生産およびその取り巻く社会情勢を理解するとともに,“いのち”との係わりが根幹になっている農業の特質を把握したうえで,持続可能な農業について多元的観点から考察できるための知見の獲得とその応用力を養成することにある。 授業では,次世代において求められている農業のありようを整理したうえで,世界及び日本の農業・農村の諸問題,その解決の方向性や具体的取り組みについて,一般情勢及び事例を紹介しながら議論してゆく。 地球社会学プログラムのカリキュラムの中での位置づけは,食料・農産物流通論から農業,農村の現状についてアプローチするものである。 |
到達基準 |
持続可能な農業について多元的観点から議論できるための知見の獲得とその応用力を身につける。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
本科目は、履修人数が少ないと予想されるため、対面形式で実施します。履修状況によってはオンラインに変更する可能性があります。詳しくは、本科目のGoogle Classroom(クラスルームコード:nflvltr)でご確認ください。 授業では,まず,国連が掲げているSDGsや日本政府が提唱しているSociety 5.0と農業・農村との関連性を整理し,そのうえで次世代において求められている農業のありようを議論する。次に,世界及び日本の農業・農村の諸問題及びその解決の方向性について,一般情勢及び事例を紹介しながら説明する。 具体的な授業スケジュールは以下のとおり。 回 内容 第1回 授業の目的,SDGs,Society 5.0,持続可能性,食料・農業・農村の課題,次世代の農業 第2回 農業の特性,他産業との比較,農業の役割,食料安全保障,多面的機能,農業資源 第3回 飢餓と肥満,世界の農業生産動向,諸国間・国内地域間格差 第4回 経営的視点からみた次世代の農業の方向性 【課題の提示】 第5回 多様な農業,農業発展経路,資源,人口,市場,技術,制度・政策 第6回 農業発展に向けた取り組み① 日本の事例 第7回 農業発展に向けた取り組み② アフリカ・ガーナの事例 第8回 課題についてのディスカッション ※ 以上の内容は履修生の関連知識度や関心によって変更する可能性がある。 |
履修条件・関連項目 |
授業時間15時間に加え,配布した講義資料や参考書を参照し,本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
特になし。資料は授業内で配布またはGoogle Classroomにアップします。 |
参考書 |
World Bank, World Development Report 2008: Agriculture for Development, Washington, DC: World Bank, 2007. 在開津典夫『農業経済学』(第3版)岩波書店,2008. 大内力『農業の基本的価値』家の光協会,1990. 佐伯尚美『農業経済学講義』東京大学出版会,1989. 祖田修『食の危機と農の再生』三和書籍,2010. 速水佑次郎『農業経済論』岩波書店,1986. 農林水産省『食料・農業・農村白書』各年版. 環境省『環境・循環型社会・生物多様性白書』各年版. ワールドウォッチ研究所『地球白書』各年版. |
成績評価の方法 |
授業参加度(20%),課題レポート(80%)で総合的に評価する。 課題レポートでは,持続可能な農業に関する多元的観点からの理解度及びその応用力を評価する。 |
教員から一言 |
授業では積極的に発言ください。 |
キーワード |
持続可能な農業,農業の特性,いのち,SDGs,資源,市場,技術,政策・制度 |
オフィスアワー |
授業終了直後 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2021/03/19 10:58:41 |