科目名[英文名]
資源機能制御学Ⅰ   [Functional Control of Natural ResourcesⅠ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 05ec0103
責任教員 [ローマ字表記]
粕谷 夏基, 近江 正陽, 堀川 祥生   [KASUYA Natsuki, OMI Masaharu, HORIKAWA Yoshiki]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
【目的】
資源機能制御学Iは植物を中心としたバイオマスが有する化学的・物理的・構造的特性を理解し、バイオマスを効率的に利用する技術を学習する学問である。資源機能制御学教育研究分野の推奨科目に位置付けられている。この講義では3人の教員が担当する。初回は堀川が概要について説明し、その後、2名が担当する講義を受講し、バイオマスの特性およびその技術を習得することを目的とする。

【概要】
粕谷担当の講義では糖類の分析法や化学反応等について学ぶ。
近江担当の講義では木材の接着と木質材料、高耐久化について学ぶ。
堀川担当の講義ではバイオマス構成成分の構造やその利用について学ぶ。
到達基準
バイオマスの基本特性について説明できるようになり、利用技術を理解できるようになる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第1回 堀川の最初の講義にて概要を説明する。

粕谷担当
第2回 糖類分析法と高分子炭水化物の構造(I) 多糖の1次構造と分析法
第3回 糖類分析法と高分子炭水化物の構造(II) 糖のコンホメーションと関連効果
第4回 溶解と溶媒(I)セルロースの溶媒と分類
第5回 溶解と溶媒(II)溶解状態とその解析
第6回 化学反応と誘導体
第7回 複合材料
第8回 対面式中間質疑応答

近江担当
第2回 木材の接着加工の意義と接着現象
第3回 木材用接着剤
第4回 接着加工によって製造される木質材料(1) 軸材料
第5回 接着加工によって製造される木質材料(2) 面材料と直交集成板(CLT)
第6回 木質材料の劣化機構と高耐久化
第7回 木材の燃焼と難燃化
第8回 未利用木質バイオマスの利用(熱帯産ヤシの利用について)

堀川担当
第2回 樹木の階層構造
第3回 セルロースの結晶構造
第4回 セルロースの構造多様性
第5回 ヘミセルロースとリグニン
第6回 バイオマス利用
第7回 生物模倣
第8回 最新の研究紹介
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
必要に応じてプリントを配布する。
参考書
各教員から紹介する。
成績評価の方法
粕谷:平常点(50%)とレポート(50%)により評価する。
近江:平常点(50%)とレポート(50%)により評価する。
堀川:平常点(50%)とレポート(50%)により評価する。
教員から一言
キーワード
バイオマス、木材、接着剤、細胞壁、セルロース
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2021/01/29 16:31:59