科目名[英文名]
自然環境資源学特論Ⅱ   [Special Lecture on Environmental Science and Natural ResourcesⅡ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 05ec0116
責任教員 [ローマ字表記]
芳賀 尚樹, 足立 泰久, 藤井 晋也, 四方 俊幸   [HAGA Naoki, ADACHI Yasuhisa, SHIKATA Toshiyuki]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
創薬化学は、有機化学を基盤として、生化学、分子生物学、薬理学、構造生物学、あるいは情報科学など、多くの学問分野が融合した学際領域である。本講義では、生物活性化合物の構造と機能に焦点を当て、低分子医薬品の探索、開発の視点から概観するとともに、過去の医薬品開発の実例、現在の医薬品開発の潮流や課題について学ぶ。また、治療薬開発のみでなく、疾病の診断などに用いられるプローブ分子の開発など、ケミカルバイオロジーに関する基礎および最近の研究についても学ぶ。これらの講義内容から、創薬化学に関する幅広い素養を身に着けることを目的とする。
到達基準
・生物活性化合物の構造と機能を理解し、医薬品としてどのように応用されているか、あるいはどのような応用が可能か考えることができる。
・最新の創薬研究について、どのような背景で何を目的として研究を進めているか理解することができる。
・分子プローブの原理などケミカルバイオロジーの基礎を理解する。

ii)土壌、微生物、食品、紙パルプ、水環境など生物資源の多様な現象を理解する基礎の一つに、熱力学と移動現象論があることを知り、コロイドの凝集を題材にその重要性を理解できる。
授業内容
本科目は、集中講義(2ないし3回)により実施する予定である。
講義の前半(1日目)では、創薬化学の基礎について学ぶ。医薬品として求められる化合物の性質や、標的タンパク質に対する化合物の生理機能の分類と作用機序、過去の医薬品開発の実例などについて説明する。
後半(2日目および3日目)では、今日の製薬業界の現状や低分子医薬品創製の課題を知り、製薬企業やアカデミア創薬として、どのようなアプローチが検討されているかを学ぶ。また、ケミカルバイオロジーの基礎について学ぶ。
履修条件・関連項目
学部において有機化学を始めとする化学一般の授業を履修済みであること、もしくはそれと同等の知識を持っていることが望ましいが、化学を専門とする大学院生のみでなく他分野の研究を行っている大学院生の受講も歓迎する。
テキスト・教科書
特になし。
参考書
The Practice of Medicinal Chemistry, 4th Edition, C.G.Wermuthほか 編, Academic Press
ダンラップ・ヒューリン創薬化学,長野哲雄 監訳,東京化学同人
成績評価の方法
平常点 50%:主体的な授業参加度
レポート 50%:授業内容に関する課題を課したレポートを提出
教員から一言
キーワード
電創薬化学、医薬品化学、ケミカルバイオロジー、生理活性物質、創薬
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2021/01/29 16:44:50