科目名[英文名] | |||||
自然環境資源学特論Ⅲ [Special Lecture on Environmental Science and Natural ResourcesⅢ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 2学期 | |
授業形態 | 2学期 | 時間割番号 | 05ec0117 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
堀川 祥生, 齋藤 継之, 井上 真理子 [HORIKAWA Yoshiki, SAITO Tsuguyuki] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
【目的】 自然環境資源学特論Ⅲでは木質バイオマスの有効利用に必要な知識と最先端技術を学ぶ学問である。資源機能制御学教育研究分野の推奨科目に位置付けられている。 【概要】 齋藤先生(窓口 堀川)はセルロースナノファイバーについて講義する。セルロースナノファイバーとは、鋼鉄の5分の1の重さで、5倍強いとも言われる木材由来の新素材である。経済産業省主導のナノセルロースフォーラムには、現在約180社の国内企業が参画しており、セルロースナノファイバーを基軸とした新産業が興りつつある。本講義では、セルロースナノファイバーの基礎と応用に関して詳細に解説する。 井上先生(窓口 佐藤)は木材の活用と環境との関わりを考え、木の良さや木材の活用を広く伝える木育活動についての基本的な知識・技術の修得を目指す。木材との関わりが深い森林教育や環境教育、木育についての概要と教育プログラムの体験、教育プログラムの企画・実践を、グループ活動を含めて行う。 |
到達基準 |
齋藤先生:セルロースナノファイバーの調製法・構造・分散原理・特性等の基本事項を理解し、現状の課題と対策、および応用事例について把握する。 井上先生:木材の活用と環境との関わり方を理解し説明できること。木材を中心とした持続可能な社会のあり方として、環境教育、木育、森林教育の基礎を理解し、説明できること。教育プログラムの企画・運営に参画することができること。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。 URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
齋藤先生: 1) セルロースの構造と特性、TEMPO酸化の適用 2) ナノセルロースへの展開 3) ナノセルロースの基本特性 4) ナノセルロースの複合化 5) ナノセルロースの課題と対策 井上先生: 1) 木育・森林教育・環境教育の概要、木材の活用と環境との関わり 2) 木育・森林教育プログラム実習 3) 木育・森林教育プログラムの企画・実践 4) 木育・森林教育の意義と課題(グループディスカッション) |
履修条件・関連項目 |
本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
齋藤先生:適宜プリントを配布する。 井上先生:木材利用システム研究会・木力検定委員会『木力検定』* *ウェブ検定システム (参考:木材利用システム研究会・木力検定委員会『木力検定①〜④』(2012〜2017)海青社) |
参考書 |
齋藤先生:講義中に適宜紹介する。 井上先生:大石康彦・井上真理子『森林教育』(2015)海青社 国立教育政策研究所『環境教育指導資料幼稚園・小学校編』(2014)『同中学校編』(2016) 日本環境教育学会『環境教育』教育出版(2012) 野外体験活動研究会編『野外教育の理論と実践』杏林書院(2011) など |
成績評価の方法 |
齋藤先生:平常点と提出課題で総合的に評価する(100%)。 井上先生:授業内での課題50% 授業後の提出レポート50% |
教員から一言 |
キーワード |
齋藤先生:セルロース、ナノファイバー、木質バイオマス、構造制御、特性発現 。 井上先生:環境教育、木育、森林教育、林業普及指導、野外教育。 |
オフィスアワー |
齋藤先生:下記のアドレス宛にメールで連絡すること。 asaitot@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp。 井上先生:講義終了後30分程度 |
備考1 |
新型コロナウイルス感染拡大の影響によるシラバスの変更については、本科目のクラスルームから確認してください。 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2021/01/29 16:30:03 |