科目名[英文名] | |||||
研究組織マネジメント [Management of Research Organizations] | |||||
区分 | 専門職学位課程科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 1060833 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
北原 義典, 伊藤 伸 [ITO Shin] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
企業の研究開発部門、大学や公的研究所等において、特にイノベーションを創生するための組織マネジメントにとって重要な要因について考えたり、必要なスキルを習得することを目的とする。教員の33年にわたる企業の研究開発経験から、強いコア技術の開発はもちろんのこと、研究開発者であってもビジネスセンスやマネジメントセンスを身につけることの重要性、部下のモチベーションをあげるコミュニケーションスキルの重要性を痛感している。本講義では、強い技術の醸成やリーダーシップなど研究開発組織マネジメントに関する基礎知識やスキルを習得するとともに、ビジネスモデル、発想支援方法、戦略論、品質管理など、ビジネス関連スキルを習得する。本科目は、実務経験のある教員による授業科目である。 |
到達基準 |
(1)組織マネジメントに関わる基本的なフレームと理論を理解することができる (2)企業等の研究開発部門における組織マネジメントの実際の問題点、および、実際に解決していく手段を知ることができ、そのようなマネジメント行動が実践できるようになる (3)研究開発部門マネジメントに必要な製品コンセプト造りやビジネスモデル関連知識も習得することができる (4)製造現場の工程管理や品質管理の基本も身につけることができる 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照のこと。 |
授業内容 |
<モジュール1> 第1回 研究開発組織のマネジメント:組織の概念や構造について学ぶ。また、自分が組織のリーダーになった時に取り組むべき事項について考える。 第2回 リーダーシップ:さまざまなリーダーシップの型について学び、あるべきリーダーシップ像を考える 第3回 組織の人間関係:組織の最重要構成要素である人間同士の間に働く力学やチームビルディングについて学ぶ 第4回 論理性を養う:論理的思考や論理的に話す訓練を行なう <モジュール2> 第5回 人材育成:人材の育成に対する考え方やポイントについて学ぶ 第6回 人を動かすコミュニケーションスキル:人を動かすコミュニケーションの構造を考え、それに基づくコミュニケーション手法を習得する 第7回 ファシリテーション/プレゼンテーションスキル:プロジェクトにおける会議の進め方やビジネスコーチング、プレゼンテーション技法について学ぶ <モジュール3> 第8回 イノベーションのための発想支援/問題解決手法:イノベーション創出に向けて、KJ法、マインドマップなどの発想法、TRIZ,QFD,KT法などの問題解決支援法、ロジックツリー、ポジショニングマップ、プロセスマップなどの分析手法を知る 第9回 ビジネスモデルを知る:基本的なビジネスモデルパタンを理解し、新しいモデルの構築法等について学ぶ 第10回 戦略技法:戦略という概念を理解し、研究プロジェクトマネジメントのための戦略技法について学ぶ 第11回 作業研究と品質管理:生産現場における作業者の作業の分析手法や製造を効率的にするような工程の管理手法を学ぶ 第12回 工程管理と異常管理:生産現場における作業者の作業の分析手法や製造を効率的にするような工程の管理手法を学ぶ <モジュール4> 第13回 研究開発プロジェクトの提案Ⅰ:プロジェクト提案、スケジュール策定方法について学ぶ 第14回 研究開発組織の立ち上げとマネジメント:成功する研究開発組織の組織立ち上げと運営マネジメントについて学ぶ 第15回 研究開発プロジェクト提案Ⅱ:策定した研究プロジェクト計画について議論する |
履修条件・関連項目 |
本講義は、研究開発組織のマネジメント基本要素について体系的に学ぶものであり、特に企業の研究開発部門や公的研究機関に進む者は極力履修されたい。授業時間に加えて本学の標準時間数に準ずる予習・復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
moodleにアップされた資料を書き込みテキストとして使用するので、毎回印刷し必ず持参すること。 |
参考書 |
ケビン・カラハン, リン・ブルークス「戦略的プロジェクト経営」鹿島出版会 鈴木安而「よくわかる最新プロジェクトマネジメントの基本と要点」秀和システム 西村克己「よくわかる経営戦略」日本実業出版社 他 |
成績評価の方法 |
レポートの内容および発表の内容をもとに、5段階(S,A,B,C,D)で評価する。ただし、出席率が70%以上であることが評価前提条件となる。 |
教員から一言 |
研究開発現場の組織マネジメントは学際的性格をもつため多角的な視点からの学習が求められ、また、実践的であることが望まれます。そのような心構えで取り組みましょう。楽しく進めたいと思っています。 |
キーワード |
研究開発部門、組織マネジメント、プロジェクト、プロジェクトマネジメント、R&D、リーダーシップ、コミュニケーション、人間関係、研究戦略、工程管理、品質管理、ビジネスモデル |
オフィスアワー |
土14:40〜15:30。 事前にメールにてご連絡ください。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://yoshikita.ikidane.com/ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2021/09/13 11:41:44 |