科目名[英文名]
環境科学特論Ⅳ   [Environmental science special lectureⅣ]
区分	後期専門科目	選択必修		単位数	2
対象学科等	生物システム応用科学府博士	対象年次	～	開講時期	1学期
授業形態	1学期	時間割番号	148316
責任教員 [ローマ字表記]
柴田 重信（早）   [SHIBATA Shigenobu]
所属	生物システム応用科学府	研究室		メールアドレス

概要

生物は基本的に時間発展現象を生きている。その中で，多種多様なリズムを生み出し，またそれを利用している。 時間生物学は，生命の時間的側面に関する総合的な学問領域であるが，中でも生物に固有の時間単位としての生物時計を基調に，生物リズムの学として発展してきた。今年度は，特に概日リズムを中心とする生物リズムについて，数理，物理，分子遺伝学，薬理，生理，文化史といったさまざまなアプローチによる学際的な解析の現状を紹介する。

到達基準

上記の概要を理解し，生命の時間について一定の理解と問題意識を得ることを目標とする

授業内容

==== 新型コロナウイルス感染症の拡大状況に応じて授業のスタイルは変更することがあります。登録者はMoodleの授業項目にて確認して下さい。非登録者は担当教員まで直接連絡して問い合わせて下さい。 ==== 第1-2回　岡野俊行(3-4限) 4/24 イントロダクション：時間生物学とは 概要：時間生物学とは何か，時計の入力系の解析，転写翻訳フィードバックモデル， 光周性，時計の進化・比較生物学など概日リズムの生理学的仕組みについて説明する。 第３回　柴田重信(3限) 5/15 時間医療, 薬理・時間栄養学 第４回　田原優(4限) 5/15 マウスの概日時計イメージング手法、中枢時計と末梢時計、時間栄養学 第5-6回　岩崎秀雄(3-4限) 5/22 時間生物学の骨格を問い直す：転写翻訳フィードバックモデルの反証，体内時計の試験管内再構成，時間論 第7-8回高松敦子(3-4限) 6/5 タイトル：周期データの解析 概要：時間周期を持つデータの取得、解析手法について学ぶ 第9-11回　清水　貴美子・東京大学（3-5限）6/12 タイトル：概日時計と高次脳機能制御 概要：概日時計が、記憶や情動のような高次脳機能を制御するメカニズムについて説明する。 第12-14回　瓜生　耕一郎・金沢大学（3-5限) 6/26 タイトル: ウルトラディアン・サーカディアンリズムの数理 概要: 数理モデルを使い、分節時計と概日時計の振動および同期のメカニズムについて説明する。

履修条件・関連項目

テキスト・教科書

参考書

成績評価の方法

毎回講義終了時に、試験を出す。4回以上(日数ではなく授業コマ数)の欠席は理由の如何を問わず不可（学会，インターン，病欠含）。

教員から一言

キーワード

オフィスアワー

備考１

備考２

参照ホームページ

開講言語

日本語

語学学習科目

更新日付

2021/03/23 15:21:02