科目名[英文名] | |||||
食料安全科学特論II [Safe food production Science II] | |||||
区分 | 一貫制専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 1 | |
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 231014 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
佐藤 令一 [SATO Ryoichi] | |||||
所属 | 生物システム応用科学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
授業はオンライン(Meetのライブ)で実施する。URLはグーグルクラスルームで確認してください。 本講義は基礎専門科目である.授業では、殺虫剤が不要である点において生産性に優れた「遺伝子組換え食品」の遺伝子資源として使用され、一方では有機食品にも使える「オーガニック殺虫剤」である「BT殺虫性タンパク質」を、タンパク質の構造と性状や作用機構などの細部にまで入り込んで学ぶことによって、食料安全科学Ⅰでは学びきれなかった部分(毒素学上の知識)を補強して、このタンパク質の遺伝子を組み込んだ作物「BT食品」の安全性をより深く考察する。また、BT毒素を離れて、「昆虫の生体防御機構」「抗体以外の異物認識機構」「昆虫の味受容体の役割」についても話す。 授業時間と課題作成にかかる時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
到達基準 |
「遺伝子組換え食品の安全性」は、社会科学と農学および工学の融合領域に位置する、生物システム応用科学府のディプローマポリシーに包含される領域の一つである。本授業では、「BT殺虫性タンパク質」に関して多面的に学び、遺伝子組換え食品の一つである「BT食品」の安全性の議論に必要な、獲得できるすべての知識の習得を目指す。「遺伝子組換え食品の安全性」に関する自己の意見を食品に導入した遺伝子の産物の「昆虫特異的毒素」としての性状の面からも語れるようになることを到達基準とする。また、「特異的認識システム」として「抗体以外の異物認識機構」とそれに依存する「昆虫の生体防御機構」、さらには「昆虫の味受容体の役割」と言った、一般的には知られていない昆虫科学の一領域の存在を認識して戴くことを目指す。 |
授業内容 |
1-4.BT殺虫性タンパク質の科学 1回目 殺虫性タンパク質ドメインI 2回目 殺虫性タンパク質ドメインII 3回目 殺虫性タンパク質ドメインIII 4回目殺虫性タンパク質の受容体と作用機構 5-7. 昆虫の生体防御機構 5回目 抗体とパターン認識分子 6回目 Cタイプレクチンとノジュール形成反応 7回目 昆虫の味受容体の役割 8回目 総合討論 |
履修条件・関連項目 |
分子生物学と細胞生物学の用語を理解できることが望ましい |
テキスト・教科書 |
参考書 |
成績評価の方法 |
毎回行う小テストで「到達基準」に挙げた項目に関する理解度を評価する。配分は7回の小テストで100%とする。「遺伝子組換え食品の安全性」に関する自己の意見を、食品に導入した「昆虫特異的毒素」の性状の面からも語れるかを評価する。また、昆虫科学のトピックスの理解度を評価する。 本科目のディブロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください。 |
教員から一言 |
キーワード |
オフィスアワー |
毎週金曜日10時30分ー11時 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://www.tuat.ac.jp/~rsatolab/ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2021/01/14 12:40:07 |