科目名[英文名] | |||||
動物栄養飼料学特論 [Advanced Animal Nutrition and Feed Science] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 96122 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
須藤 まどか(茨) [SUTOH Madoka] | |||||
所属 | 連合農学研究科 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
令和3年12月23日(木)10:00〜 オンライン開講 本講義は、農学における最先端の知識・技術を学ぶことにより、生産生物科学分野における高度の専門能力をつけるための講義科目です。 反芻動物のルーメン発酵は、動物が直接利用できないセルロース等の繊維性炭水化物をエネルギー源として利用するためにきわめて効果的な手段です。しかし近年は、生産効率を高めるため高消化性・非繊維性飼料が多給されており、このような飼料条件は、ルーメン内環境の変化を通じて様々な生理機能に対する潜在的なリスクとなっていることが明らかにされています。また一方では、繊維性飼料の分解の”副産物”であるメタンが地球温暖化の原因の一つとして問題視されるようになってきており、「ウシに優しい飼料は環境に厳しい」というジレンマが生じているように見えます。本講義では、ルーメン発酵とその調節機構、ルーメン内メタン産生の意義等について概説した上で、濃厚飼料多給がもたらす生理的リスク、ならびに、ルーメン由来メタンの温暖化への寄与とその低減技術について、最近の研究成果を中心に解説します。 |
到達基準 |
成績は授業後に出されるレポート課題の記述内容と授業態度で評価します。 1.ルーメン内環境の維持機構について説明できる 2.ルーメン発酵におけるメタン産生の意義について説明できる 3.反芻動物への濃厚飼料多給がもたらす生理的リスクについて説明できる 4.ルーメン由来メタンの環境影響について考察できる 履修案内のカリキュラムマップを参照してください。 |
授業内容 |
1.ルーメン内環境の調節機構 2.ルーメン内メタン産生の意義 3.濃厚飼料多給の生理的影響 4.ルーメン由来メタンの環境影響および産生抑制技術 なお、授業の進行状況に応じて、授業内容を修正する可能性があります。 |
履修条件・関連項目 |
授業時間7.5時間とレポート等作成にかかる時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
講義資料等は授業時に配布します。 |
参考書 |
講義資料等は授業時に配布します。 |
成績評価の方法 |
授業参加態度20%:講義中の質疑応答等を評価します。 提出課題80%:到達基準を満たすか否かを評価のポイントとします。 |
教員から一言 |
キーワード |
反芻動物、ルーメン発酵、ルーメンアシドーシス、メタン |
オフィスアワー |
質問等は講義終了時に受け付けます。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2021/10/07 14:32:04 |