科目名[英文名]
蠕虫・蠕虫病・衛生動物学   [Helminthology, Helminthic Diseases, and Veterinary Entomology]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01VN3206
責任教員 [ローマ字表記]
板垣 匡(岩), 古谷 哲也   [ITAGAKI Tadashi, FURUYA Tetsuya]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
寄生虫の分類体系から原虫類、吸虫類、条虫類、線虫類、節足動物類に分けられるが、本科目では初めに寄生虫学の総論事項を概説し、引き続いて原虫類、吸虫類について、それぞれの分類、形態、生活環、および寄生虫病の病原体としての意義を概説する。
到達基準
獣医寄生虫学の基本テーマである寄生現象と寄生虫そのものの生物学的な意義を理解し、寄生虫感染によって引き起こされる寄生虫病を獣医臨床的見地から病態発生の機序とその診断、治療、予防法について習得することを目標とする。

本科目のディプロマ・ポリシー上の観点:
本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
1.寄生虫学とは、寄生虫の生物学, 2. 寄生現象、宿主ー寄生虫関係, 3. 原虫総論、肉質鞭毛虫類(アメーバ、ヒストモナスなど), 4. 肉質鞭毛虫類(ジアルジア、トリコモナスなど), 5. 肉質鞭毛虫類(トリパノソーマ、リーシュマニアなど), 6. アピコンプレックス類(アイメリア、イソスポーラなど), 7. アピコンプレックス類(トキソプラズマ、サルコシスティスなど), 8. アピコンプレックス類(クリプトスポリジウム、ネオスポーラなど), 9. アピコンプレックス類(クリプトスポリジウム、ネオスポーラなど), 10. アピコンプレックス類(バベシア、タイレリアなど), 11. 繊毛虫類(バランチジウムなど), 12. 吸虫総論、肝蛭、双口吸虫など, 13. 膵蛭、槍形吸虫、肺吸虫など, 14. 棘口吸虫、肝吸虫、横川吸虫、住血吸虫など,について順に講義する。
履修条件・関連項目
授業時間と課題作成にかかる時間に加え、配布した講義資料 や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行う。
テキスト・教科書
今井壮一、板垣 匡、藤崎幸蔵編 最新家畜寄生虫病学 朝倉書店
参考書
1. 寄生虫病学共通テキスト編集委員会編、寄生虫病学、緑書房
2.石井俊雄著、今井壮一編 獣医寄生虫学・寄生虫病学1、2 講談社サイエンティフィック
3.編集委員会 新版獣医臨床寄生虫学(産業動物編、小動物編)文永堂
4.今井壮一、藤崎幸蔵、板垣 匡、森田達志 図説獣医衛生動物学 講談社サイエンティフィック
成績評価の方法
学期末テストを重視し、平常点を加味して総合評価する。
教員から一言
配布されたプリントには授業前に目を通し、生物学的な基本用語は教科書等で調べておくこと。
キーワード
寄生虫学、原虫類、原虫病学、吸虫類、吸虫病
オフィスアワー
随時、メールなど
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/03/10 14:43:28