科目名[英文名]
動物感染症学   [Infectious Animal Diseases]
区分   選択必修   単位数 3 
対象学科等   対象年次 4  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01VN4208
責任教員 [ローマ字表記]
オブライエン 悠木子, 古谷 哲也   [OBRIEN Yukiko, FURUYA Tetsuya]
所属 農学部 研究室 獣医伝染病学  メールアドレス

概要
微生物学および微生物学実習で学習した病原体や病原体の取り扱いをもとに、動物の感染症について学ぶ。牛、めん羊・山羊、馬、ブタ、猿、げっ歯類・うさぎ、水生甲殻類、みつばち、ミンク、野生動物、犬、猫の感染症の原因、疫学、病態生理、症状、診断法、治療法および予防法について学び、それぞれの感染症の特徴と制御法に関する知識を修得する。
到達基準
牛、めん羊・山羊、馬、ブタ、猿、げっ歯類・うさぎ、水生甲殻類、みつばち、ミンク、野生動物、犬、猫の感染症の原因、疫学、病態生理、症状、診断法、治療法および予防法について説明でき、また、それぞれの感染症の特徴と制御法に関して説明できる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。 URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
感染症総論は微生物学や免疫学などでおおよそ網羅されていると考え、本講義では主に牛、めん羊・山羊、馬、ブタ、猿、げっ歯類・うさぎ、水生甲殻類、みつばち、ミンク、野生動物、犬、猫の感染症の各論について講義する。
コアカリ準拠の教科書の目次の項目に従い以下のように分ける([]内はコアカリ教科書の対応を示す)。しかしながら、実際の講義は完全な動物別ではなく、学術的に理解しやすいと思われる場合には病原体ごとにまとめて説明する。

1 [総論1-2章] 総論
2 [総論3-4章] 総論
3 [第5章] 牛・めん羊・ヤギの家畜伝染病 1) ウイルス病 3)プリオン病
4 [第5章] 牛・めん羊・ヤギの家畜伝染病 1) 細菌病 3)原虫病
5 [第6章] 牛の届出伝染病 1)ウイルス病
6 [第6章] 牛の届出伝染病 2)細菌病 3)原虫病・外部寄生虫病
7 [第7章] 牛の監視伝染病以外の感染症 1)ウイルス病
8 [第7章] 牛の監視伝染病以外の感染症 2)細菌病 3)真菌症・原虫病
9 [第8章] めん羊・山羊の届出伝染病 1)ウイルス病
10 [第8章] めん羊・山羊の届出伝染病 2)細菌病・外部寄生虫病
11 [第9-10章] 豚の家畜伝染病 1) ウイルス病 豚の届出伝染病 1)ウイルス病
12 [第9-10章] 豚の届出伝染病 2) 細菌病・原虫病
13 [第11章] 豚の監視伝染病以外の感染症 1)ウイルス病
14 [第11章] 豚の監視伝染病以外の感染症 2)細菌病
15 [第12章] 馬の家畜伝染病 1)ウイルス病
16 [第12章] 馬の家畜伝染病 2) 細菌病・原虫病
17 [第13-14章] 馬の届出伝染病 1) ウイルス病 馬の監視伝染病以外の感染症 ウイルス病
18 [第13-14章] 馬の届出伝染病 2) 細菌・真菌症 馬の監視伝染病以外の感染症 ウイルス病
19 [第15-16章] うさぎの届出伝染病 犬と猫の感染症 2)犬のコアウイルス感染症とそれ以外の重要な感染症のうちウイルス病
20 [第15-16章] 蜜蜂の家畜伝染病と届出伝染病 犬と猫の感染症 1) 犬の届出伝染病 2) 犬のそれ以外あの重要な感染症のうち細菌病・真菌症・原虫病
21 [第16章] 犬と猫の感染症 3) 猫のコアウイルス感染症とそれ以外の重要な感染症のうちウイルス病; コアカリ外の猿、ミンク、野生動物のウイルス病
22 [第16章] 犬と猫の感染症 3) 猫のコアウイルス感染症とそれ以外の重要な感染症のうち細菌病・真菌症・原虫病; コアカリ外の猿、ミンク、野生動物の細菌病・真菌症・原虫病
23 総括と試験
履修条件・関連項目
獣医微生物学総論および各論を履修していること。

授業時間 23 コマと課題作成にかかる時間に加え、講義資料 や教科書および参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと
テキスト・教科書
動物の感染症(第4版)明石博臣ら 近代出版
獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠 動物感染症学 福士秀人ら 近代出版
参考書
犬、猫および愛玩小動物のウイルス病 望月雅美 学窓社
獣医感染症カラーアトラス 見上彪ら 文永堂出版 
家畜疾病カラーアトラス 農水省
犬と猫の感染症 カラーアトラス 望月雅美監修 共立商事株式会社
成績評価の方法
試験により成績を評価する。
2/3以上の授業に出席しない場合には試験を受けることができない。
遅刻は欠席と同様に扱う。
教員から一言
スライドは基本的に配布しない。教科書や出版物に基づいて勉強するように。講義には教科書を持参すること。
上記に指定した2冊の教科書の購入を強く推奨する。参考にあげたカラーアトラスは高価なので必ずしも買う必要はないが、閲覧できる場所を持っておくこと(友人、先輩、図書館など)。
他の講義でおおよそ学習済みであると考え総論の講義時間を短く取っているが、病気の成り立ちを理解するのに必要不可欠な内容ですので、理解が足りないと思う履修者はあらかじめ復習・自学習しておくこと。
キーワード
動物の感染症、ウイルス、細菌、プリオン、マイコプラズマ、リケッチア、クラミジア、真菌、原虫
オフィスアワー
質問は基本的に講義時間内とし、事情がある場合は事前にメールで連絡しアポイントを取ること。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/04/11 16:16:51