科目名[英文名]
小動物外科学実習・応用編   [Small Animal:Applied Practice in Veterinary Surgery]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 4  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01VN4410
責任教員 [ローマ字表記]
呰上 大吾, 田中 綾, 清水 美希, 島田 香寿美   [AZAKAMI Daigo, TANAKA Ryo, SHIMIZU Miki, SHIMADA Kazumi]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
外科手術の対象となる疾患は増加傾向にあり、かつ手術の適応範囲も拡大しつつある。外科手術で重要なことは、その疾患が手術適応であるかどうかを診断・決定し、さらにそれらに対する最良の手術方法を選択することである。そのため、本講義では各疾患の病態の把握、適応症の判定、手術方法の選択、術後の管理等の幅広い修得に力点を置いて解説する。外科手術に際しては多岐にわたる学問分野の知識と技術が要求される。本授業ではそれらを包括した外科手術の知識技術をマスターさせることを目的とする。

本科目は小動物外科実習・基礎編と併せ、全国大学獣医学関係代表者協議会(JAEVE)が定めた獣医学教育モデル・コア・カリキュラムの『小動物外科実習』に準拠する。また、本科目は実務経験のある教員による授業科目である。担当教員は本学農学部付属動物医療センターにおいて獣医臨床に直接携わっており、必要に応じて動物病院における実例を例示して講義を行うことで、実臨床の状況や対応についての知見を得ることができる。
到達基準
切開、止血、結紮、縫合などの基本的外科技術を実施できる。
動物の麻酔および周術期管理が実施できる。
体表、消化器系と腹腔、呼吸器系と胸腔、神経系、運動器系、泌尿生殖器系の各種疾患に対する手術手技を説明できる。
上述の各手術手技実施時のメリットとデメリットを説明できる。

本科目のディプロマ・ポリシー上の観点については、本学HP(三つのポリシー) のカリキュラムマップを参照すること。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
また、獣医学教育モデル・コア・カリキュラムにおける到達目標については、JAEVEのHP(https://www.jaeve.org/cur/)を参照すること。
授業内容
本科目は同時並行して実施される『軟部外科学』と連携して実施するため、進行状況により実習内容を変更することがある。また、感染症の流行などで体面実習が困難な場合には、オンライン実習などに変更する場合がある。変更がある場合にはGoogle classroomにて通知する。

第1回 実習ガイダンス・手術器具の復習
第2回 外皮の手術(動画による説明)
第3回 外皮の手術(モデル使用)
第4回 消化器の手術(動画による説明)
第5回 消化器の手術(モデル使用)
第6回 運動器の手術(動画による説明)
第7回 運動器の手術(モデル使用)
第8回 泌尿器系の手術(動画による説明)
第9回 体壁の手術(動画による説明)
第10回 神経系の手術(動画による説明)
第11回 呼吸器系と胸腔の手術(動画による説明)
第12回 生殖器系の手術(動画による説明)
第13回 生体を用いた手術実習
第14回 生体を用いた手術実習
第15回 総括
    定期試験
履修条件・関連項目
学習内容は、本学の標準時間数に準じている。

■解剖・生理の知識が必須。
■関連科目:家畜外科学総論、家畜外科学実習、獣医放射線学、臨床病理学
前期で麻酔や基本的な技術はマスターしているものと考えています。自信のない者はよく復習、練習しておくこと。
テキスト・教科書
必要に応じて資料をgoogle classroom上に掲載する。
参考書
●幡谷正明他著「家畜外科学」金原出版 
●獣医麻酔外科学会編「獣医麻酔の基礎と実際」学窓社 
●竹内 啓他編「獣医外科手術」講談社 
★洋書・翻訳書は授業で紹介
成績評価の方法
・各担当教官別に行う期末試験の得点(80%)
・授業参加状況・授業に対する姿勢(20%)
教員から一言
■解剖、生理など基礎科目の蓄積が大切。
■授業内容を骨格にして、血肉は自習によりつけることが大切。
■より詳細な情報は図書館の関連図書を参照すること。
キーワード
特になし。
オフィスアワー
毎週金曜日9:00〜17:00 メール(azakami@go.tuat.ac.jp)にて事前連絡してください。
備考1
特になし。
備考2
特になし。
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
英語
更新日付
2022/02/24 16:32:17