科目名[英文名]
動物行動治療学   [Behavior Therapy in Companion Animals]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 4  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01VN4423
責任教員 [ローマ字表記]
佐藤 俊幸, 小山 哲史, 入交 眞巳   [SATO Toshiyuki, KOYAMA Satoshi, IRIMAJIRI Mami]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
【概要】2年次「動物行動学」で学んだ行動の生態学、生理学、および発生学の体系的理解を基礎とし、獣医学領域における動物行動学、特に問題行動の治療に関する内容を講義する(担当は非常勤の入交先生)。本科目は実務経験のある教員による授業科目である。担当教員は北里大学・日本獣医生命科学大学において臨床行動学に関する教育と研究を行った経験があり、授業では臨床行動学に関する講義を行う。
【講義の進め方】基本的にパワーポイントを使用する。スライドはMoodleから各自ダウンロードして利用。
到達基準
動物行動学の基礎をもとに応用・臨床行動学の基礎知識を理解できる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第1回:犬の行動学
  犬の問題行動の基礎について解説する
第2回猫の行動
  猫の問題行動の基礎について解説する
第3回犬の問題行動予防
  パピークラスなど犬の問題行動の予防について解説する
第4回獣医行動薬理学
  行動治療で使用する薬について解説する
第5回不安症、認知症
  犬の不安障害、分離不安症の診断と治療、および認知症について解説する
第6回常同障害
  犬や猫など伴侶動物、馬など産業動物の常同行動とその診断と治療について解説する
第7回攻撃行動とストレス
  犬や猫の攻撃行動の診断と治療について解説する
第8回まとめと試験
  これまでの内容を総括し、試験を実施する
履修条件・関連項目
「動物行動学」の単位を取得済みであることが望ましい。授業時間15時間に加え、教科書、参考書、配布資料を参照し、本学の標準時間数に準ずる30時間の予習と復習を行うこと。関連項目としては、「動物生態学」、「獣医生理学」など。
テキスト・教科書
教科書はインターズー社 コアカリ準拠 「動物行動学」とコアカリ準拠「臨床行動学」 の2冊。講義で使用するスライドは、classroomからダウンロード可能。
参考書
「イヌとネコの問題行動診療マニュアル」武内ゆかり・森裕司(ファームプレス)、「イヌの知恵」林谷秀樹、他(東京農工大学出版会)、「パピーケアスタッフブック」村田香織著(インターズー)、「犬と猫の行動学 基礎から臨床へ」内田佳子・菊水健史著(学窓社)
成績評価の方法
試験100点満点で評価する。遅刻が多い者は減点する可能性がある。試験においては、基礎的な選択問題を8割以上正答できているか、行動治療に関する応用的な記述問題も出題の意図を理解し重要な項目を漏らさずに論理的に答えが述べられているかが評価のポイントとなる。
教員から一言
動物行動治療の基礎を学ぶとともに、動物行動学が獣医学領域にどのように貢献できるのか、関心を持ってほしい。
キーワード
包括適応度,社会行動,問題行動,動物福祉,進化医学
オフィスアワー
出席票に質問が記入してあれば次回の冒頭で解説する。メールでの質問も可能 irimajirim@gmail.com
備考1
ネコの表情当てクイズ:一般人の正答率59%、獣医師でも正答率75%だそうです。チャレンジしてみてください。https://uoguelph.eu.qualtrics.com/jfe/form/SV_cBGMqIIYSsurKW9
備考2
【新型コロナウイルス感染拡大の影響によるシラバスの変更については、本科目のクラスルームで確認してください。】
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/01/20 14:10:22