科目名[英文名] | |||||
農学部特別講義Ⅰ(未来疫学対応科目) [Special Lecture on Agriculture Ⅰ(Future-Forecasting Epidemiology)] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 01ag1021 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
水谷 哲也, 古谷 哲也 [MIZUTANI Tetsuya, FURUYA Tetsuya] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染の拡大によって、大学における講義や研究活動に大きな制約が課されている。COVID-19のような「未知の感染症」に遭遇した際に、自らの健康・生命を守るとともに、自分の研究が感染症にどのように貢献できるかを考える必要がある。 本科目は、未来に出現するウイルス感染症をあらかじめ予測して先回り防疫をすることにより、新興ウイルス感染症の拡大を最小限に抑えることを目的とする「未来疫学」の対応科目である。近年の新興ウイルス感染症は野生動物が感染しているウイルスがヒトに感染してくることが多い。このような人獣共通ウイルス感染症の出現は動物だけでなく私たちを取り巻くすべての環境が関係している。つまり、植物、昆虫、森林、土壌、海洋、社会、経済、政治などすべての専門分野が新興ウイルス感染症の出現に関与しているといえる。本科目では学生の皆さんが専門課程に進んだときに、次に出現してくる新興ウイルス感染症を研究し対策を立てるためのヒントを提供する。 |
到達基準 |
1)人獣共通ウイルス感染症に関する基礎的な知識や思考方法を理解し説明できる。 2)「未来疫学」を実践するための情報収集と防疫の基本的な対応方法が理解できる。 3)自らの生活や研究の場において感染症に関する基礎的な防疫対応がとれる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
授業内容 第1回 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の正しい知識 第2回 人獣共通感染症とは何か 第3回 検査・治療・ワクチンの役割と課題 第4回 「未来疫学」概論 〜次の新興ウイルス感染症に備えるために〜 |
履修条件・関連項目 |
授業時間7.5時間や試験に加え、本学の標準時間数に準ずる予習復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
水谷哲也『新型コロナ超入門』東京化学同人、2020年 |
参考書 |
必要に応じて授業時間中に紹介する。 |
成績評価の方法 |
それぞれの回についての与えられたテーマから一つを選んで書いたレポートによる。 |
教員から一言 |
新型コロナウイルスの出現により、すべての学問が感染症の対策に必要であることが明らかになりました。将来感染症の研究を志す者も別の分野を志す者も、次の新興ウイルス感染症に備えて自分のできることを見つけてください。 |
キーワード |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、未来疫学、人獣共通ウイルス感染症、先回り防疫 |
オフィスアワー |
メールにて質問するかアポイントを取ってください。tmizutan@cc.tuat.ac.jp(水谷)furuyat@cc.tuat.ac.jp(古谷) |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/02/08 17:55:02 |