科目名[英文名]
生化学   [Biochemistry]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01an2003
責任教員 [ローマ字表記]
平林 哲也, 金勝 一樹   [HIRABAYASHI Tetsuya, KANEKATSU Motoki]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
生体分子の構造化学、機能、代謝と制御の観点から生命過程の基礎的な知識や法則を理解する。授業は、講義とアクティブラーニングを組み合わせて進める。各回で重要となるポイントをQuiz形式で出題するとともに、最新の研究方法や研究成果なども紹介する。講義で参照する資料を配布するので、予習・復習に活用してほしい。

本科目は、生物生産学科の学科共通科目に区分される。
到達基準
(1) 生物を構成する重要な分子群の構造、機能、代謝について理解する
(2) 生体内の化学反応を触媒する酵素の役割とメカニズムを考察できる
(3) 代謝経路がどのように繋がり制御されているかについて要点を理解する

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
1. 生化学とは: 生体を構成する分子、水の性質
2. アミノ酸、ペプチド、タンパク質の高次構造
3. タンパク質の機能と進化(ヘモグロビン、免疫グロブリン、分子モーター)
4. 酵素: 触媒反応と代謝
5. 糖と脂質の構造と分類
6. 解糖系、糖新生
7. グリコーゲン代謝、ペントースリン酸経路
8. クエン酸回路、酸化的リン酸化
9. 脂質代謝1: 脂肪酸、トリアシルグリセロール、ステロイド
10. 脂質代謝2: グリセロリン脂質、スフィンゴ脂質、エイコサノイド
11. 生体膜、輸送、膜タンパク質
12. エネルギー代謝調節、シグナル伝達
13. 窒素化合物の代謝
14. ヌクレオチド代謝
15. まとめ 試験
履修条件・関連項目
生物学、植物生理学(1年前期)、遺伝学、植物分子遺伝学(1年後期)などの履修が望ましい。
授業時間30 時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
教科書、自習用として、「基礎からしっかり学ぶ生化学」羊土社 (ISBN 978-4-7581-2050-0)を推奨。
参考書
「カラー生化学 第4版」西村書店、「イラストレイテッド ハーパー・生化学 原書30版」丸善出版など、授業で適時紹介する。
成績評価の方法
授業での発言・参加度、グループ演習における貢献度と発表内容(30%)
期末試験、小テスト、課題(70%)
教員から一言
生命現象や生体分子の代謝は生化学反応に依存しているため、生化学の知識は農学を含む全ての生命科学の基礎的土台となります。最新の実験手法や産業への応用についても紹介します。
キーワード
タンパク質、酵素、糖、脂質、代謝
オフィスアワー
質問、相談は授業中や授業後に随時対応します。e-mail、電話などでも受け付けます。
備考1
【新型コロナウイルス感染の影響による授業スケジュール等の変更については、本科目のクラスルームでご確認ください。】
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/01/28 14:44:50