科目名[英文名]
土壌学   [Soil Science]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01an2014
責任教員 [ローマ字表記]
田中 治夫   [TANAKA Haruo]
所属 農学部 研究室 2-221  メールアドレス

概要
【目的】土壌学は、植物や動物が生育する場・環境を研究する学問である。本講義では、土壌の構成成分と作物生産での機能を学ぶ。
【概要】この講義では、はじめに、土壌の無機成分や有機成分、土壌生物などの構成成分をついて学ぶ。つぎに、作物生産における土壌の機能を理解し、作物の生育にとって良い土壌とは何かを学ぶ。応用として、畑・水田などのさまざまな地目で、土壌の生産機能について学ぶ。さらに、土壌分類や土壌に関する環境問題についても学ぶ。毎回講義の最後に小テストを行う。講義に用いた資料は Google Classroomにあげておくので、教科書や参考書とともに予習や復習にも活用して、土壌学に関して幅広く理解してほしい。
 この科目は生物生産学科の生産技術環境系科目に区分され、学科推奨科目に位置付けられる。
到達基準
(1) 土壌の有機成分や無機成分、土壌生物などの構成成分について説明することができる。
(2) 土壌の作物生産における機能を理解し、作物の生育にとって良い土壌とは何かを説明することができる。
(3) 土壌の肥沃度(生産力)を判定することができ、土壌に関係した問題解決のための柔軟な思考ができる。
 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第1回:授業オリエンテーション・概要 (第1章)
第2回:土壌の構造と水と空気 (第6章・第7章)
第3回:土壌の無機成分 (第5章)
第4回:土壌の有機成分 (第3章)
第5回:土壌生物 (第4章)
第6回:土壌の養分保持機能 (第8章)
第7回:土壌酸性の化学 (第9章)
第8回:土壌肥沃度 (第10章・第11章・第12章)
第9回:土壌生産力可能性分級 (第13章)
第10回:畑土壌の特徴 (第14章)
第11回:水田土壌の特徴 (第14章)
第12回:樹園地土壌や草地土壌などの特徴 (第14章)
第13回:土壌生成・分類 (第2章)
第14回:土壌環境汚染と土壌保全 (第15章・第16章・第17章)
第15回:まとめ
     定期試験
 毎回授業の最後に、10分〜15分の小テストを行い、宿題を出す。
 (括弧内は、教科書での対応する章)
履修条件・関連項目
 化学・物理学・生物学・地学のような基礎的な理科系の科目を履修していることが望ましい。
 授業時間30時間と課題作成にかかる時間に加え、教科書や参考書、講義資料を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
松中照夫:新版 土壌学の基礎,農文協(2018)
(予習のために使います。)
参考書
田中治夫・村田智吉:土壌環境調査・分析法入門,講談社(2018)
久馬一剛編:最新土壌学,朝倉書店(1997)
Weil, R. R. and Brady, C. N.:The Nature and Properties of Soils 15th ed., Pearson Prentice Hall, New Jersey(2016)
 昨年講義で用いたPowerPointはPDFファイルで、Google Classroomに掲載しておく。講義終了後、今年度の用いたPowerPointのPDFファイルに置き換え1週間程度掲載する。
 なお、資料は個人使用に限り、他者に送信したりWebサイト等に掲載しないこと。
成績評価の方法
平常点(毎回)40%:毎回の小テストを含む履修態度。
定期試験(第15回に実施)60%:授業で扱った内容を理解し、説明できることを評価する。
R3年度成績分布:S: 0%、A:12%、B:61%、C:24%、D: 3%
R2年度成績分布:S: 7%、A:69%、B:16%、C: 5%、D: 3%
R元年度成績分布:S: 2%、A:35%、B:50%、C: 9%、D: 4%
教員から一言
 土壌は人類の食料生産を支える重要な場です。土壌の基本的性質と機能を理解し、どのように管理したら有限な資源の土壌を保全しつつ、生産性を上げることができるか、一緒に考えていきましょう。
キーワード
土壌、食料生産、土壌肥沃度、土壌有機物、土壌生物、土壌無機成分、土壌構造、畑土壌、水田土壌、土壌分類、生産力可能性分級、土壌保全、土壌汚染
オフィスアワー
メールで対応する。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/01/05 12:47:51