科目名[英文名] | |||||
土壌環境学 [Soil Environmental Science] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 01an3016 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
杉原 創 [SUGIHARA Sou] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
【目的】土壌生態系でおきる各種物質循環の特性をそのメカニズムと合わせて学ぶことが目的であり、本科目は生産技術環境系の専門科目として位置づけられている。 【概要】生物生産活動とは、土壌生態系内で起きる物質循環を利用・搾取する営みであるといえ、土壌中でおきる様々な物質循環について、そのメカニズムを理論的に理解したうえで、管理・利用する必要がある。本講義では、物質循環がおきる場としての土壌の機能と特性についてその成り立ちも含めて講義したうえで、持続可能な生物生産活動を実現するために必要な、土壌生態系でおきる物質循環の特性や実例について講義する。 この科目は生物生産学科の生産技術環境系科目に位置付けられる。 |
到達基準 |
・土壌の化学特性が土壌機能に及ぼす機構を理論的に学ぶことにより、土壌が持つ多様な機能を論理的に説明できるようになる。 ・炭素・窒素・リンを中心とした物質循環について実例も踏まえて学ぶことにより、各種データをもとに対象地の物質循環を考察できるようになる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
第1回:ガイダンス・土壌憲章・持続可能な農業のための土壌資源管理 第2回:土壌の成り立ちと機能〜その1 生成 第3回:土壌の成り立ちと機能〜その2 粘土鉱物 第4回:土壌の機能と特性〜チェルノーゼムを例に 第5回:土壌の機能と特性〜アルティソルを例に 第6回:土壌の機能と特性〜オキシソルを例に 第7回:土壌の機能と特性〜アンディソルを例に 第8回:土壌の機能と特性〜水田土壌を例に 第9回:生態系における炭素循環〜その1 第10回:生態系における炭素循環〜その2 第11回:生態系における窒素循環 第12回:生態系におけるリン循環 第13回:持続可能な農業の実現に必要な物質循環とは?〜その1 第14回:持続可能な農業の実現に必要な物質循環とは?〜その2 第15回:復習とまとめ(試験) なお、進捗状況によって講義内容が前後する可能性がある。 |
履修条件・関連項目 |
本科目は、学科専門科目の生産技術環境系科目に区分され、学科推奨科目である。 「土壌学」を事前に履修していることが望ましい。 また、授業時間 30 時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
プリント等による。必要な資料はGoogle Classroomを通じて配布・共有します。 |
参考書 |
木村眞人・南條正巳編「土壌サイエンス入門・第二版」,Weil and Brady著「The Nature and Properties of Soils」(Pearson),久馬一剛編「最新土壌学」(朝倉書店),その他,土壌学の教科書(養賢堂,朝倉書店,農文協等 生協にも置いてある) |
成績評価の方法 |
講義回数の8割以上の出席者が成績の評価対象者になる。 授業中の小テスト(30%)および試験(70%)をもとに、成績をつける。 (授業で扱った内容を理解し、説明できることが評価のポイントとなる)。 R3年度成績分布;S 8%,A 40%,B 22%,C 16%,D 14% R1年度成績分布;S 4%,A 25%,B 41%,C 22%,D 8% H30年度成績分布;S 32%,A 48%,B 3%,C 6%,D 10% |
教員から一言 |
物質循環の視点から土壌を含めた生産環境の成り立ちを理論的に理解するとともに、土壌中の各種元素の動態とその特徴を学ぶことで、持続可能な農業生産を考える際の土壌への見方が変わることを期待しています。 |
キーワード |
土壌、物質循環、土壌劣化、持続可能性、地球環境問題 |
オフィスアワー |
メールで対応する。 |
備考1 |
【新型コロナウイルス感染拡大の影響によるシラバスの変更については、本科目のクラスルームで確認してください。】 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/02/25 13:54:54 |