科目名[英文名]
昆虫利用学   [Application of entomology]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01an3036
責任教員 [ローマ字表記]
天竺桂 弘子, 佐藤 令一   [TABUNOKI Hiroko]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
この科目は生物生産学科の動物生産系科目に位置付けられる。
日本人は子供の頃から昆虫採集、虫という文字が使われた漢字、昆虫の機能や姿を模倣した一部の産業製品や、衣服など歴史的に多くの場面で昆虫を利用してきました。昆虫の形態、体色、ライフスタイルは多様で非常に魅力的なものです。農業害虫として分類されるいくつかの昆虫種が農業に深刻な被害を及ぼすことが知られている一方で、上手に利用できれば昆虫は人間の生活に役立ちます。 例えば、昆虫はその代謝サイクルによって難解な化合物の構造を変えることができます。 このような昆虫の特徴は、医薬品開発等に利用することができます。
本講義では植物と昆虫、動物と昆虫の関係、また、生理生化学的な視点から昆虫を理解し、昆虫の利用について議論します。
到達基準
昆虫生化学および生理学に関する知識を習得し、それらの産業応用について議論できること
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第1回:視覚とその利用(担当 天竺桂)
第2回:脂質輸送と貯蔵のメカニズム (担当 天竺桂)
第3回:昆虫の薬物代謝酵素  (担当 天竺桂)
第4回:水分調節と排泄(担当 天竺桂)
第5回:食性と栄養 (担当 天竺桂)
第6回:タンパク質合成と産業応用(担当 鈴木: オンライン講義)
第7回:休眠と環境適応 (担当 天竺桂)
第8回:昆虫の病気とその利用(担当 佐藤)
第9回: 遺伝子組換え食品へのBT毒素の利用(担当 佐藤)
第10回:BT毒素とその作用機構(担当 佐藤)
第11回: 昆虫免疫の重要なイフェクター 抗菌ペプチド(担当 佐藤)
第12回: 昆虫免疫の認識機構(担当 佐藤)
第13回: 昆虫の匂い受容機構(担当 佐藤)
第14回:昆虫の味受容機構と味受容体(担当 佐藤)
第15回:まとめと試験 (担当 天竺桂)


履修条件・関連項目
農業昆虫Iまたは農業昆虫IIを履修していることが望ましい。
配布した講義資料や参考書を参照に、本学の標準時間に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
Google Classroomに掲載または適宜講義の中で紹介する
参考書
適宜講義の中で紹介する
成績評価の方法
定期試験:70%、平常点30%で評価
教員から一言
疑問に思ったことなど授業中に遠慮なく質問してください。
キーワード
昆虫生化学、昆虫生理学
オフィスアワー
メールで各教員にアポイントを取ってください
備考1
新型コロナウイルス感染の影響による授業スケジュール等の変更については、本科目のクラスルームでご確認ください。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/02/21 15:48:10