科目名[英文名]
卒業論文   [Graduation thesis]
区分   選択必修   単位数 8 
対象学科等   対象年次 4  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01an4012
責任教員 [ローマ字表記]
杉原 創   [SUGIHARA Sou]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
 生物生産学科各教員の生物生産に関わる専門分野における研究課題について,既往の研究を総括して問題点を整理摘出し,問題解決のための新たな視点,手法を案出し、その後に案出された課題の実験を行い,その結果を整理して,既往の成果と照らし合わせて検討し,問題解決の手法としての評価を行う。
 以下ではおおよそのスケジュールを示す。
 3年次前学期の4-5月に分属ガイダンス、研究室訪問を行い、7月までに,教育研究分野を決定する。後期より課題を決めて研究を開始する。4年次の学期末(1月末)までに論文を作成し、これを提出した後に口頭発表を行う。学生は担当する教員の指導とゼミを通して研究課題に関連する分野の知識を深める。
 本科目は、生物生産学科の学科共通科目に区分される。
 なお、本科目の履修登録は4年生の後期の履修登録期間に行う。
到達基準
生物生産の各専門分野における研究を行い、プレゼンテーションと論文執筆を行うことができる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
(農学部の場合)本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
 自然科学系と社会科学系の教育研究分野別に卒論研究の手順を示す。
(1)自然科学系教育研究分野
1.各専門分野における研究課題を紹介する。(3年後期)
2.研究課題に関連する文献を紹介し,既に得られている研究成果の総括を行う。(3年次後学期)
3.研究課題における問題点を摘出する。(3年後期)
4.問題解決のための,新たな視点を指摘し,実験手法を案出する。(3年後期)
5.実験手法を作成した後、実験材料を作るとともに,予備実験を行う。(3年次後期〜4年前期)
6.実験経過の中間発表を行う(4年前期)
7.本実験を遂行し,結果をまとめる。(4年前期〜4年後期)
8.得られたデータについては統計処理を行い,その後,図表を作成する。(4年後期)
9.得られた成果をまとめ,既報の成果と比較検討する。(4年後期)
10.最終発表を行う。(4年後期)最終発表では実験結果の概要および図表を含む要旨(A4、1枚)を作成し、さらにパワーポイントなどでわかりやすい図表を作成し、15分程度のプレゼンテーションを行う。卒業論文をとりまとめ、提出する。

(2)社会科学系教育研究分野
1.3年後期の授業科目として「農村社会調査実習」を研究室毎に実施しているが,農業経営経済学講座の所属する学生はそれに参加し,農村や農家の現状に直接触れ,問題意識を醸成する。(3年後期)
2.農業経済学に関する基本的な文献の輪読を研究室毎に行い,農業経営経済学の基本的な素養を培う。(3年後期)
3.卒論のテーマを決めるために,自分が興味ある事象に関する文献を渉猟し,ゼミで適宜報告を行う。(4年前期)
4.夏休み前までに研究テーマを確定し,方法論と調査対象を明確にする。そして,現地調査が必要な場合は夏期休暇中に行うように指導する。(4年前期)
5.現地調査を行った学生は,調査結果のとりまとめを行うと共に必要あれば補足調査を行う。文献研究を行う学生は,広範に研究資料を収集しその分析を行う。(4年後期)
6.調査集計中および研究とりまとめの途上において中間報告を行い,教員や大学院生からアドバイスを受ける。(4年後期)
7.最終的な論文の執筆を行い,教師から改善のためのアドバイスと校正を受ける。(4年後期)
8.最終報告を行う。(4年後期)最終発表では研究結果の概要および図表を含む要旨(A4、1枚)を作成し、さらにパワーポイントなどでわかりやすい図表を作成し、15分程度のプレゼンテーションを行う。卒業論文をとりまとめ、提出する。
履修条件・関連項目
研究および論文の作成で本学の標準時間数に準ずる学習を行うこと。
テキスト・教科書
参考書
成績評価の方法
論文作成と口頭発表の両方の完結によって総合的に評価する。
教員から一言
卒業論文は大学教育の中でも特に重要な価値をもっているので,履修することを強く勧める。
キーワード
卒業論文,卒業研究,実験,農村調査
オフィスアワー
オフィスアワーは担当教員のオフィスアワーの時間内に行うので、各教員の講義科目を参照のこと。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/01/12 11:02:10