科目名[英文名] | |||||
動物生理学 [Animal Physiology] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 01bn2012 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
三浦 豊, 渡辺 信博 [MIURA Yutaka, WATANABE Nobuhiro] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | 1号館208号室 | メールアドレス |
概要 |
【目的】応用生物科学科の専門科目の一つとして動物生理学について、内分泌学・免疫生物学・神経生物学の分野の基礎的知識と最新の研究動向を理解することを目的とする。 【概要】動物、主として哺乳動物の恒常性維持機構において重要な役割を果たしている内分泌系、神経系、免疫系に関して、それらの仕組み、関与する因子、細胞および分子レベルでの調節機構を学ぶことで、生命活動の巧妙な維持機構を理解する。 |
到達基準 |
・動物、とくに高等動物の恒常性維持機構を理解できる。 ・恒常性維持にかかわる内分泌系の仕組みを理解できる。 ・恒常性維持にかかわる免疫系の仕組みを理解できる。 ・恒常性維持にかかわる神経系の仕組みを理解できる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
本講義は内分泌系と免疫系に関する10回の講義(三浦担当)と神経に関する5回の講義(渡辺担当)から構成される。 第1回 イントロダクション 恒常性維持機構について、内分泌系・免疫系・神経系の概要と役割 第2回 内分泌系について 内分泌器官、ホルモンとは、ホルモンの種類、ホルモンの生合成と分泌の調節 第3回 ホルモンの作用機構1 ペプチドホルモンの情報伝達経路(Gタンパク質共役型受容体) 第4回 ホルモンの作用機構2 ペプチドホルモンの情報伝達経路(受容体チロシンキナーゼ型受容体) 第5回 ホルモンの作用機構3 ステロイドホルモンの作用機構 第6回 ホルモンと病気 代謝性疾患(糖尿病、メタボリックシンドローム)とホルモン 第7回 免疫系について 免疫系とは何か、自然免疫と獲得免疫、免疫細胞の種類 第8回 免疫系の調節機構1 サイトカインの種類と作用機構、免疫細胞の分化 第9回 免疫系の調節機構2 免疫細胞の活性化機構、抗体産生機構 第10回 免疫系と病気 アレルギー、自己免疫疾患について 第11回 神経系の概要、ニューロンの構造と機能 神経系の構成、神経細胞(ニューロン)の構造と働き(興奮伝導) 第12回 神経情報の伝達、運動系 神経細胞から他の細胞への情報伝達機構とその性質、筋収縮のしくみ 第13回 自律神経系 自律神経系の概要、自律神経系による機能調節 第14回 感覚系 感覚の一般的性質、感覚受容のしくみ 第15回 記憶と学習 記憶および学習の概要、記憶学習が成り立つしくみ 講義後に最終試験を実施する。 |
履修条件・関連項目 |
専門科目に区分される選択科目である。 授業時間30時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
講義中に配布する資料を用いる。 |
参考書 |
エッセンシャル細胞生物学(南江堂)、分子講義学中継Ⅰ〜Ⅲ(羊土社)、ギャノング生理学 原書25版(丸善出版)、もっとよくわかる!脳神経科学(羊土社)、標準生理学第9版(医学書院)など |
成績評価の方法 |
講義への取り組み(10%)と最終試験(90%)により評価する。 |
教員から一言 |
生命の巧妙かつ精巧な仕組みをぜひ理解して、今後の学習に生かしてください。 |
キーワード |
内分泌系、ホルモン、免疫系、サイトカイン、神経系、神経細胞 |
オフィスアワー |
学習相談がある場合は授業の後に受け付けます。またはメールの場合は相談の予約をしてください。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
英語 |
更新日付 |
2022/03/07 23:06:57 |