科目名[英文名]
微生物生化学   [Microbial Biochemistry]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01bn2014
責任教員 [ローマ字表記]
山形 洋平, 田中 瑞己   [YAMAGATA Yohei, TANAKA Mizuki]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
 ○目的: 微生物学は、バイオテクノロジーを支える重要な領域である。微生物生化学の講義では、微生物学、微生物の利用について、ヒトの生活に関わる有用微生物を取り上げ、いかに微生物がヒトの生活と関わり合っているかを理解し、微生物とヒトとの関わりがどのような原理に基づいて形成されているのかを専門用語を用いて自分のことばで説明できるようになることを目的とする。
○概要:
・微生物の利用がどのように行われてきたか、またその間に微生物を取り扱う基本的な手法がどのように開発されてきたかを理解する。
・生物の分類における微生物の位置、微生物の構造と機能についての基本を理解する。
・微生物学と分子生物学との関わり、および微生物の利用、特に醸造学、酵素学、タンパク質工学、異種タンパク質生産、有機酸発酵について理解する。
・ゲノム微生物学、ポストゲノムシーケンス微生物学の最近の発展についての概略を学ぶ。
到達基準
微生物の基本,分類,構造,様々な代謝の仕組み,微生物が生産する物質や食品などについて理解し,それぞれを系統立てて説明できるようになること。
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
次の授業内容について講義する。

1.微生物学の歴史
2.微生物の分類、形態1 原核微生物
3.微生物の分類、形態2 真核微生物
4.微生物学研究法1
5.微生物学研究法2
6.真核細胞と原核細胞の違い
7.微生物における物質代謝(エネルギー獲得1)
8.微生物における物質代謝(エネルギー獲得2)
9.微生物の物質代謝(生合成)
10.微生物酵素学1
11.微生物酵素学2
12.醸造学1
13.醸造学2
14.醸造学3
15.まとめと試験
履修条件・関連項目
・生化学I、II、並びに 分子生物学I を履修しておくことが望ましい。
・参考書等を利用して予習復習をかならず行うこと,必要な学習時間は本学の標準時間数に準ずる。
テキスト・教科書
必要に応じてプリントを配布する。
参考書
応用微生物学 第三版,横田篤・大西康夫・小川順 編,文栄堂出版
IFO微生物学概論  大嶋泰治・駒形和男・杉山純多・荒井基夫・本田武司・中瀬崇・宮道慎二 編,発酵研究所
図解 眠れなくなるほど面白い微生物の話 山形洋平 日本文芸社
成績評価の方法
毎回行う小テスト(3割)と期末の試験(7割)で評価する。
教員から一言
興味を持ったら、講義中に紹介した本などをどんどん読み積極的に勉強すること。わからないことはそのままにせず、質問、自習するなどして理解すること。
キーワード
有用微生物,構造と機能,代謝,微生物利用,ゲノム微生物学
オフィスアワー
いつでも、ただしあらかじめメール等で連絡をしてくれたほうが確実です。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/01/28 20:36:19