科目名[英文名]
食品衛生学   [Food Hygienics]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01bn3031
責任教員 [ローマ字表記]
吉田 信一郎, 服部 誠   [YOSHIDA Shinichirou, HATTORI Makoto]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
【目的】この講義では、食品衛生行政の概要と活動、食品衛生分野の最新情報など、食品衛生に関する幅広い情報を理解できるようにすると共に、食品衛生対策やHACCPなど食品管理について理解し、食品衛生管理者、食品衛生監視員に必要な知識を身につけることを目的とする。
【概要】食品衛生の概念を考えるとともに、飲食物によって起こる様々な健康被害を防止し、安全な食品を確保するための、食品に関連する細菌性食中毒、寄生虫、衛生害虫、化学性食中毒、自然毒による食中毒、食品添加物、残留農薬、発がん性物質、汚染物質等について学ぶ。
到達基準
1.食品衛生関連法規と食品衛生行政のポイントが説明できる。
2.食中毒の発生状況と主な食中毒菌の特性・予防法を説明できる。
3.主な危害要因(生物的、化学的、物理的)について説明できる。
4.食品衛生管理の重要性とそれを保持するシステムについて説明できる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/


授業内容
第1回 講義の進め方、成績の評価方法、食品衛生学序論(食生活と健康リスク)(4/12)
第2回 食品衛生行政と法律(食品衛生関連法規と社会変化)(4/19)小テスト
第3回 食品と微生物(食品衛生微生物の基礎知識、衛生指標細菌、微生物による食品の変質と制御)(4/26)小テスト
第4回 食中毒と感染症 ①(食中毒の分類と発生状況、細菌性食中毒)(5/10)小テスト
第5回 食中毒と感染症 ②(細菌性食中毒、ウイルス性食中毒、化学性食中毒)(5/17)小テスト
第6回 食中毒と感染症 ③(自然毒食中毒)(5/24)小テスト
第7回 前半の振り返り(試験と解説・取り纏め)(5/31)
第8回 有害物質による食品汚染 ①(カビ毒)(6/7)小テスト
第9回 有害物質による食品汚染 ②(重金属、化学物質等)(6/14)小テスト
第10回 有害物質による食品汚染 ③(食物アレルゲン,放射性物質)(6/21)小テスト
第11回 有害物質による食品汚染 ④(農薬、動物用医薬品と飼料添加物)(6/28)小テスト
第12回 食品添加物(概念と歴史、種類と用途、安全性の確保)、容器・包装(7/5)小テスト
第13回 食品と寄生虫、食品と異物・害虫、異臭(7/12)小テスト
第14回 食品衛生対策(食品の製造加工に係わる衛生管理、HACCPによる食品衛生管理)(7/19)小テスト
第15回 後半の振り返り(試験と解説・取り纏め)(7/26)
履修条件・関連項目
履修条件は特に設定しないが、微生物学、食品製造学、食品化学I、IIを履修済みであることが望ましい。
教科書で予習の上出席するとともに、配付資料や参考書を参照し復習を行うこと。
予習・復習は「本学の標準時間数に準ずる」時間で行うべきである。
テキスト・教科書
新スタンダード栄養・食物シリーズ8「食品衛生学<第2版>」 一色賢司 編 東京化学同人
なお,毎回プリントを配付する。
参考書
「食品安全検定テキスト 中級 第2版」 食品安全検定協会編 中央法規、
「ほんとうの「食の安全」を考える」 畝山智香子 著 化学同人、
「「安全な食べもの」ってなんだろう?」 畝山智香子 著 日本評論社、
「食のリスク学」中西準子 日本評論社、「メデイアバイアス」松永和紀 光文社新書
成績評価の方法
2回実施する試験の成績(35,35%)と毎回の授業への取組みと小テスト(30%)
H27年度成績分布 S 5%、A 33%、B 43%、C 10%、D 10%
H28年度成績分布 S 22%、A 42%、B 28%、C 8%、D 0%
H29年度成績分布 S 9%、A 21%、B 42%、C 21%、D 6%
H30年度成績分布 S 10%、A 36%、B 39%、C 6%、D 9%
教員から一言
広範な領域を短時間で講義しますので毎回、教科書で予習の上、出席ください。また、日頃から食品衛生に係るニュース等に注意して、積極的に授業に参加してください。
キーワード
食の安全、食中毒、食品の変質、食品汚染、食品添加物、残留農薬、食品衛生管理、HACCP、リスクアナリシス、食品衛生監視員、食品衛生管理者
オフィスアワー
備考1
備考2
【新型コロナウイルス感染の影響による授業スケジュール等の変更については、本科目のクラスルームでご確認ください。】
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/02/03 14:38:15