科目名[英文名] | |||||
応用生物科学専門実験Ⅲ [Laboratory Work of Applied Biological Science Ⅲ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 1 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 01bn3041 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
小松 健, 松下 保彦 [KOMATSU Ken, MATSUSHITA Yasuhiko] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
AクラスとBクラスに分け、応用生物科学の研究を進めるのに必要な、生物の産生する物質の取り扱いと解析法を学ぶ。 「Aクラス」では、天然物有機化学に関する実験を行う(北野)。 「Bクラス」では、植物ホルモンの機能解析法(笠原)と、抗体を用いたタンパク質の精製・同定・解析法の実験(鈴木)を行う。 |
到達基準 |
天然物有機化学および植物ホルモン・タンパク質に関する実験の経験を深め、これら実験を安全に行う技術を習得する。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
「Aクラス」:(1)有機化合物の抽出、精製 生物材料を有機溶媒で抽出し、液液分配やクロマトグラフィーにより精製し、目的成分を単離する。また、成分を薄層クロマトグラフィーやガスクロマトグラフィーなどにより分析する。(2)有機化合物の構造決定 単離した物質について各種危機分析(核磁気共鳴分光法 NMR)、質量分析(MS)赤外分光法(IR)を行い、スペクトル解析してその構造を決定する。(3)有機合成反応 一般的な有機合成反応を行い、生理活性物質などの合成や誘導体の調製を行う。 「Bクラス」:(1)植物ホルモン生合成遺伝子の発現部位の観察、(2)オーキシンレポーター遺伝子を用いた遺伝子発現の解析、(3)植物ホルモンの分離と精製(液・液分配法)、(4)植物ホルモンの分離と精製(固相抽出法)、(5)免疫沈降法や特異的結合性を利用した沈降法による目的タンパク質の解析と回収、(6)ウエスタンブロッティング法による抗体や抗血清を用いた目的タンパク質の同定と解析 |
履修条件・関連項目 |
関連科目としては、有機化学/生化学に関する基礎的な講義を履修しておくことが望ましい。 予習・復習を必要とし、必要な学習時間は、本学の標準時間数に準ずる。 |
テキスト・教科書 |
「Aクラス」「新版 続・実験を安全に行うために」(化学同人) |
参考書 |
「Bクラス」西方敬人「バイオ実験イラストレイテッド5」秀潤社 |
成績評価の方法 |
レポート100%により評価する。レポートの未提出は厳しく減点・あるいは単位取り消しとなる。なお、1/3以上の欠席には単位を与えない。 |
教員から一言 |
「Bクラス」生化学とは実験で得られた結果より構築された学問であり、何を目的としたものなのか理解して実験を行うことが重要である。また、遺伝子機能の解析とタンパク質の解析はゲノムシーケンス後の生物学研究の中心になるのでき期待していてほしい。 |
キーワード |
オフィスアワー |
質問等は実験中随時受け付けるが、それ以外の場合はE-mailにて予定を確認すること。 |
備考1 |
実験の履修に関しては、施設・設備の制約から2クラスに分けます。 実験の履修には、2年次前期終了時点で次の条件を満たしていなければなりません。 1)全学共通教育科目を25単位以上、ただしTATⅡ科目を12単位以上(化学実験、生物学実験は必修)、リテラシーは5単位以上を履修していること。 2)学科専門科目は、18単位以上を修得していること。 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/02/10 14:06:51 |