科目名[英文名]
物理化学   [Physical Chemistry]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01ch1001c
責任教員 [ローマ字表記]
四方 俊幸   [SHIKATA Toshiyuki]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
環境科学や資源科学のみならず、全ての科学を学ぶ際に最も基本的で重要な概念は、「エネルギーの収支」につての考え方であろう。物理化学では、エネルギー保存則を基本に構築された熱力学の体系に触れる。そこでは、自然が自発的に向かう方向性が定量的に理解され、最終的に森羅万象の物事は、熱力学に支配されていることを学ぶ。この科目は、すべての物理的・化学的講義科目を理解する上で最も基本的な基礎科目であり、農学部共通専門基礎科目に位置づけられる。
到達基準
本学農学部のディプロマポリシーに従い、熱力学の第一法則(エネルギー保存則)と第二法則(エントロピー増大の法則)を理解し、熱力学関数や化学ポテンシャルの有用性を学ぶ。最終的に、様々な自然現象が熱力学関数によって支配されていることを理解できる。
ディプロマ・ポリシーの観点として,本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照のこと. https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
以下の項目につて14回の講義を行い、15回目の講義で試験を行う。
第 1回 熱とエネルギー
第 2回 熱と温度
第 3回 気体の法則
第 4回 熱力学を学ぶ上での数学的準備
第 5回 熱力学第一法則(1)
第 6回 熱力学第一法則(2) 
第 7回 カルノーサイクル 
第 8回 エントロピーの導入
第 9回 可逆過程と不可逆過程
第10回 熱力学第二法則(1)
第11回 熱力学第二法則(2)
第12回 理想気体のエントロピー
第13回 熱力学ポテンシャルの導入
第14回 熱力学ポテンシャルの性質
履修条件・関連項目
授業時間30時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。
テキスト・教科書
なし
参考書
化学熱力学 基本の考え方15章 中田宗隆著
成績評価の方法
宿題レポート40%、試験60%
教員から一言
キーワード
エネルギー,熱,仕事,熱力学の第一法則,熱力学の第二法則,不可逆過程,エントロピー
オフィスアワー
初回の講義で連絡する。
備考1
新型コロナウイルス感染拡大の影響によるシラバスの変更については、本科目のクラスルームで確認してください。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/03/07 9:02:13