科目名[英文名] | |||||
環境分析化学 [Environmental Analytical Chemistry] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 01en1005 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
高栁 正夫 [TAKAYANAGI Masao] | |||||
所属 | 連合農学研究科 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
種々の専門科目の基礎となる学科基礎科目である。 環境科学や資源科学には化学分析がしばしば用いられる。本講義では,化学分析で有意かつ精度や信頼性の高いデータを得るために必要な,基本的な考え方,知識,技術を講義する。誤差論や多変量解析などデータの扱い方についても触れる。 一部の講義は,学部共通専門基礎科目の化学実験の分析化学系課題と内容を連動させる。 機器分析の各論については機器分析学ⅠおよびⅡで講義されるので,ここでは最低限触れるにとどめる。クロマトグラフィーの原理については講義する。 |
到達基準 |
環境科学や資源科学に用いられる化学分析に対応できるようになるために,以下を目標とする。 (1) 分析化学の基本的な考え方を理解し,説明できる。 (2) 分析化学に用いられる基本的な器具・道具・装置・手法・技術などに関する知識を身につけ,説明できる。 (3) 実験により得られたデータを正しく扱うことができる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 http://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
この講義は原則対面で行う。しかし、感染状況や担当教員の都合により、リアルタイムオンライン、オンデマンドなどのリモート講義とする場合もあるので、通知に注意すること。 TAT化学実験のスケジュールとの兼ね合いにより,以下の順番を入れ替えることがある. 第1回(10月4日)序論:この講義の位置づけ/目標/進め方,分析化学とは 第2回(10月11日)分析化学の分類と手順 第3回(10月18日)基本的な分析器具と操作:滴定を中心に 第4回(10月25日)基本的な分析器具と操作:滴定以外の操作 第5回(11月1日)TAT Ⅱ化学実験の課題紹介 第6回(11月8日)正しい結果を得るための基準・標準・規格・バリデーション 第7回(11月15日)正確さと精度,数値の扱い方,誤差と不確かさ(1) 第8回(11月22日)正確さと精度,数値の扱い方,誤差と不確かさ(2) 第9回(11月29日)種々の滴定,重量分析 第10回(12月6日)化学量論計算(1) 第11回(12月13日)化学量論計算(2) 第12回(12月20日)クロマトグラフィー入門(1) 第13回(1月10日)クロマトグラフィー入門(2) 第14回(1月17日)ケモメトリックス入門(1) 第15回(1月24日)ケモメトリックス入門(2) 期末試験(1月31日) |
履修条件・関連項目 |
化学一般についての基礎事項が身についていることが望ましい。 関連科目は、物理化学および化学結合論,無機化学,有機化学,機器分析化学,環境資源熱力学など。 分析化学の実例は,環境資源科学科の多くの科目の講義中で紹介される。 授業時間30時間に加え、教科書や配布した講義資料を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
クリスチャン 分析化学 原書7版 Ⅰ.基礎編(G. D. Christian著,今任稔彦,角田欣一 監訳)丸善出版 |
参考書 |
講義中に紹介する |
成績評価の方法 |
毎回行う確認テスト,およびアンケートなどによる授業参加態度評価20%, レポート(3回程度)20%、期末テスト60% 期末試験の過去問3年分(R2,R3はレポート振り替えだったので、H29,30,R1実施分)を配布する 過去の実績(Dには期末試験を受験しなかった者を含む) 令和3年度 S:11%, A:57%, B:20%, C:6%, D:6% 令和2年度 S:6%, A:52%, B:28%, C:8%, D:6% 令和1年度 S:16%, A:31%, B:26%, C:18%, D:9% 平成30年度 S:15%, A:24%, B:30%, C:18%, D:13% 平成29年度 S:9%, A:37%, B:35%, C:12%, D:7% 平成28年度 S:8%, A:27%, B:42%, C:14%, D:9% 平成27年度 S:12%, A:23%, B:28%, C:26%, D:11% 平成26年度 S:12%, A:20%, B:33%, C:22%, D:13% 平成25年度 S:11%, A:25%, B:30%, C:18%, D:16% 平成24年度 S:13%, A:32%, B:29%, C:10%, D:16% 平成23年度 S:8%, A:24%, B:24%, C:30%, D:14% 平成22年度 S:23%, A:23%, B:20%, C:17%, D:17% 平成22年度から担当 |
教員から一言 |
環境科学,資源科学では,環境や材料についての正しいデータを得ることが調査や研究開発・問題解決などへの第一歩となります.その意味で分析化学は,これらの分野に必須の基礎的な分野ということになります. 基本的な知識や技術はもちろんのこと,正しいデータを得るための心構えや作法についてもお話したいと思います. |
キーワード |
滴定,重量分析,誤差,不確かさ,化学量論計算,クロマトグラフィー,ケモメトリック |
オフィスアワー |
火曜(12:30〜14:30)。この時間以外でも質問・相談等可能。オフィスアワー以外に来室する場合には,できるだけ事前に連絡をしてください。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/08/09 11:59:23 |