科目名[英文名]
木質資源化学   [Wood Chemistry for Natural Resource Science]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01en2035
責任教員 [ローマ字表記]
堀川 祥生, 松下 泰幸, 半 智史   [HORIKAWA Yoshiki, MATSUSHITA Yasuyuki, NAKABA Satoshi]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
【目的】木質資源化学では木質バイオマスを構成する成分の化学的特性を学習し、バイオマスを効率的に利用するための技術の理解を目的とする。この後に開講される木材、森林関連授業の導入として位置づけられる講義である。

【概要】木質バイオマスは地球上で最も豊富な生物資源の一つである。本講義では、その木質バイオマスの主要構成成分であるセルロース、ヘミセルロース、リグニンと、抽出成分について、その構造、反応、生合成の観点から学ぶ。
到達基準
セルロース、ヘミセルロース、リグニン、抽出成分それぞれについて、その構造的また化学的特徴を理解できるようになる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点
本学HP3つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
本講義は3名の教員(堀川、松下、半)により実施する。

(第1回〜第5回 セルロース・ヘミセルロースについて:担当 堀川)
第1回 講義概要と木材の階層構造
第2回 セルロースの構造
第3回 セルロースの生合成
第4回 ヘミセルロースの化学
第5回 セルロース・ヘミセルロースに関するテスト

(第6回〜11回 リグニンおよび抽出成分について:担当 松下)
第6回 リグニンの生合成・構造
第7回 リグニンの分析
第8回 リグニンの利用
第9回 抽出成分の生合成
第10回 抽出成分の構造
第11回 リグニンおよび抽出成分に関するテスト

(第12回〜15回 心材成分および心材形成について:担当 半)
第12回 心材の特徴とその利用
第13回 心材の形成(1)
第14回 心材の形成(2)
第15回 心材に関するテスト

日程はあくまで目安であり、講義の進度によっては変更になる場合がある。
履修条件・関連項目
履修条件は特にないが、本学の標準時間数に準じる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
講義に際して、適宜資料を配布する。
参考書
講義中に適宜紹介する。
成績評価の方法
平常点(30%)とレポート(70%)により評価します。
教員から一言
木質バイオマスを理解する上で、それを構成する成分の構造や反応などを学ぶことはとても重要です。また、本講義では各種成分の用途などについてもお話ししたいと思っています。
キーワード
セルロース、ヘミセルロース、リグニン、抽出成分、木質バイオマス
オフィスアワー
オフィスアワーは特に設けないが、メールにて受け付ける。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/01/31 22:10:18