科目名[英文名] | |||||
陸水環境学 [Science on Freshwater Environment] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 01en2036 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
山中 勝 [] | |||||
所属 | 農学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
水は地球表層を循環しており,この循環はエネルギーおよび物質の循環という観点からも重要な役割を果たしている。その循環過程のなかで陸水として存在する河川・地下水・湖沼では,それぞれ独特の動き・循環が生じている。また,我々人間が活動する上で貴重な水資源としての役割を持つ陸水であるが,質や量の面で生じつつある問題は少なくない。本講義では,我々の周りに存在する陸水の動きや循環についての特性を踏まえつつ,こうした陸水環境に関する全体像について理解することを目標とする。 |
到達基準 |
本講義の履修を成功裏に完了した学生は,陸水の環境についての概要を理解できる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
内容は授業の進行状況+内容の把握状況によって、順番や、取り扱い分量を変更しますが,下記のトピックを講義予定です。 第1回 授業の進め方について 第2回 水循環過程における陸水 第3回 流域の概念と水収支 第4回 陸水の水質組成 第5回 河川水とその流出特性 第6回 地下水1:地下地質構造と地下にある水の種類 第7回 地下水2:地下水の動きと特性 第8回 湖水1:湖の種類と構造 第9回 湖水2:生態系としての湖 第10回 人間活動による陸水の水質汚濁 第11回 流域の物質循環1:安定同位体から読み解く陸水環境 第12回 流域の物質循環2:放射性同位体から読み解く陸水環境 第13回 身近な陸水1:ミネラルウォーター・温泉水 第14回 身近な陸水2:武蔵野地域の地下水 第15回 まとめと達成度の確認 |
履修条件・関連項目 |
専門科目に区分される選択科目である。 授業時間30時間に加え、紹介した参考書等を参照し、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
なし |
参考書 |
総観地理学講座8 水文学 朝倉書店 地域環境水文学 朝倉書店 新版地学教育講座10 地球の水圏-海洋と陸水 東海大学出版会 水資源の科学 オーム社 陸水学 京都大学学術出版会 安定同位体地球化学 東京大学出版会 図説日本の湖 朝倉書店 |
成績評価の方法 |
試験(80%)および授業内課題(20%)による |
教員から一言 |
この講義が,地球上で最も貴重な資源の一つである陸水についての見識を獲得することに役立つことを希望します。授業後に直接質問する,あるいはメールなどを利用して,わからないことは積極的に質問するようにしてください。 |
キーワード |
水・エネルギー・物質循環,流域,河川・地下水・湖沼,水文学,地球化学 |
オフィスアワー |
質問,相談のある場合はメール(yamanaka.masaru@nihon-u.ac.jp)で。またはメールで面談の予約をして下さい。 |
備考1 |
PCプロジェクタやプリントなどを用いて図表・写真・画像を示し,現象や観測結果を具体的に把握できるように努めながら講義を進めます。 |
備考2 |
新型コロナウイルス感染拡大の影響によるシラバスの変更については、本科目のクラスルームから確認してください。 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/09/27 16:57:50 |