科目名[英文名]
水溶液化学   [Aqueous Solution Chemistry]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01en3015
責任教員 [ローマ字表記]
赤井 伸行   [AKAI Nobuyuki]
所属 生物システム応用科学府 研究室   メールアドレス

概要
水溶液中の各成分濃度は他イオンや温度など様々な影響をうけるため、成分分析において取扱いには細心の注意が必要となる。この講義では環境中における物質循環を考えるうえで重要な“水””水溶液”を物理化学・分析化学(基本的な熱力学、イオン、化学平衡、酸-塩基、酸化還元電位など)的視点から解説する。
到達基準
一見単純な溶液の混合や溶解がなぜ起こるのかを理解する。
溶解度や化学平衡の理解に必要な濃度、活量を理解する。
以上を踏まえ、水溶液中の化学種の挙動を解析できるようになる。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/

授業内容
授業前半では基本的な熱力学を水溶液に適用し、混合・溶解などについて学習する。後半ではイオン平衡、水溶液の分析について学習する。
第1回 講義の進め方説明と“水”の話
第2回 水と氷:エンタルピーとエントロピー
第3回 溶液の混合I:自由エネルギー
第4回 溶液の混合II:化学ポテンシャル
第5回 ヘンリー則とラウール則
第6回 理想溶液と活量
第7回 電解質溶液
第8回 イオン強度
第9回 化学平衡
第10回 酸と塩基
第11回 滴定と緩衝液
第12回 溶解度・溶解度積
第13回 酸化還元反応
第14回 吸着平衡
第15回 まとめ
    期末試験
履修条件・関連項目
履修条件は設けない。講義時間30時間では演習・実際の応用までは行えないため、事後学習60時間程度が必要となる。
物理化学、分析化学、無機化学を履修しておくことが望ましい。
テキスト・教科書
特に指定しない
必要に応じてプリント配布
演習時間がないのでMoodleに自習用例題を準備しておきます
参考書
講義時に適時紹介する
自習する場合は「溶液内イオン平衡と分析化学」(丸善)など
成績評価の方法
試験によって評価(100%)を行う
水溶液平衡の基礎・基本原理に関する知識、知識の応用、具体的な事例の理解を評価する
オンライン開講の場合はGoogleClassroom参照
教員から一言
講義中での質問を歓迎します。
キーワード
化学平衡、溶解度、酸化還元電位
オフィスアワー
随時(メールで予約すること)
備考1
2012年度成績分布 S:8%、A:18%、B:31%、C:30%、D:11%(期末試験未受験者含)
2013年度成績分布 S:4%、A:23%、B:38%、C:26%、D:9%(期末試験未受験者含)
2014年度成績分布 S:5%、A:16%、B:44%、C:32%、D:3%(期末試験未受験者含)
2017年度成績分布 S:14%、A:16%、B:26%、C:35%、D:9%(期末試験未受験者含)
2018年度成績分布 S:6%、A:14%、B:33%、C:40%、D:8%(期末試験未受験者含)
2019年度成績分布 S:12%、A:22%、B:26%、C:26%、D:14%(期末試験未受験者含)
2020年度成績分布 S: 6%、A:25%、B:44%、C:14%、D:10%(オンライン期末試験未受験者含む)
2021年度成績分布 S: 10%、A:26%、B:26%、C:26%、D:12%(未受験者含む)
備考2
【新型コロナウイルス感染の影響による授業スケジュール等の変更については、本科目のクラスルームでご確認ください。】
前期期間はオンラインで行うことになったことから、事前課題以外の課題すべて提出とオンラインでの期末試験で必要点数を得ることが単位取得条件となります。
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/01/24 9:59:45