科目名[英文名] | |||||
農学基礎ゼミ [Basic Seminar of Agricultural Science] | |||||
区分 | 教養科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 01fy100208 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
安達 俊輔 [ADACHI Shunsuke] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | 6-204 | メールアドレス |
概要 |
知の開拓と自主的な学びへの意識の醸成を目的とした大学導入科目と位置付け、内容に応じて学部、学科、少人数ゼミのクラスなど、様々な授業形態をとります。本科目は、2部から構成されます。 第一部:全学共通プログラム 大学を知り、大学でいかに学ぶかを考えます。本学の理念・歴史と共に、研究活動に関する理解を深め、学びへの意欲を増進すると共に、大学生活をデザインする意義を理解することを目的としています。 第二部:学部独自プログラム 1年次学生を対象として、担当する教員が用意した特定のテーマについて少人数で行うゼミ形式の授業です。大学入学までの教育で学んできた主として受動的な知識の蓄積型学習方法から脱却し、大学において自らが問題意識をもち、自主的に勉学する方法を身につけるとともに、その中で文章読解力、作成力、表現力やコミュニケーション能力の育成も目指していきます。また、学科を越えた農学部教員と交流しながら、大学生としての自覚や人格の形成、さらに社会人として活躍するうえでの基本的なマナーなどについても学ぶことを期待します。 【担当教員より】 イネ、コムギ、ダイズ、トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモなど、作物にはさまざまな種類があります。それらはみな全く異なる姿や形、性質を持ち、目的に応じて使い分けられています。作物はそれぞれ異なる起源を持ち、数千年の長い年月をかけて選抜されて現在のかたちに変化してきました。私達の食卓に並ぶ作物は一体どこからきたのか、そしてどのような歴史を経て進化を遂げてきたのか。あるいはどのような説が有力視されているのか。受講者は各自ひとつ作物を選び、その起源や歴史を文献にあたって調査するとともにプレゼンテーション行い、作物の長い歴史ロマンを体感します。 |
到達基準 |
1) 大学での学びを理解し、自身の大学生活を俯瞰的に設計できる。 2) 膨大な文献のなかから重要な情報を抽出し、わかりやすくかつ論理的に説明できる。 主な目標(科目別目標一覧対応): 自主性・自律性◯、リーダーシップ/調整能力◯、知の開拓能力◎、プレゼンテーション◯、課題探求、問題解決◎、教養倫理◯ 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
第一部:全学共通プログラム 第1回 大学を知る(I) 大学の歴史の概略。学長、農学部長、工学部長の講話:「農工大で挑戦してほしいこと」など 第2回 大学を知る(II) 学科長の講話:学科紹介 第3回 大学で学ぶ (講義1)アイデンティティの確立と学生生活について:青年期のこころの発達。 (講義2)高校と大学での学びの違い。将来を見据えて長期的かつ計画的に授業履修や留学などを考え、 大学生活を俯瞰的に設計することについて。 第4回 本学の社会的取り組み (講義1)エネルギー教育地球温暖化と温室効果ガス排出。CO2排出削減を目指す本学の取り組み。 (講義2)プラスチック廃棄削減に向けた本学の取り組み「プラスチック削減5Rキャンパス」。 次世代人材育成を目指した課題解決策を導く教育・研究活動。 (講義3)新型コロナウイルス感染症 本学「未来疫学(R)」からの挑戦。 第5回 研究倫理 研究者の行動規範と研究不正について概説する。引用、盗用、剽窃について考える。 第二部:学部独自プログラム 第6回 作物の起源と歴史(1) 第7回 作物の起源と歴史(2) 第8回 作物の起源と歴史に関する文献調査(1) 第9回 作物の起源と歴史に関する文献調査(2) 第10回 フィールドワーク(日程調整の上、土日祝日に実施する可能性があります) 第11回 作物の起源と歴史に関するプレゼンテーション(1) 第12回 作物の起源と歴史に関するプレゼンテーション(2) 第13回 作物の起源と歴史に関するプレゼンテーション(3) 第14回 作物の起源と歴史に関するプレゼンテーション(4) 第15回 総括 |
履修条件・関連項目 |
全学共通プログラム:授業時間10時間に加え、本学の標準時間数に準ずる学習時間を使って授業内容を振り返り、今後の大学生活の設計や履修計画をたてること。 学部独自プログラム:自学科の教員が担当しているゼミは履修できません。履修希望調査をもとにクラス編成を行います。編成後に決定したゼミを履修すること。 【担当教員より】特に指定しません。 |
テキスト・教科書 |
全学共通プログラム: 必要に応じて授業内で資料や教材を配布します。 学部独自プログラム: 特に指定しません。 |
参考書 |
全学共通プログラム: ・アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門 (慶應義塾大学出版会) 佐藤望(編著)、湯川武、横山千晶、近藤明彦 ・思考を鍛える大学の学び入門ー論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで(慶應義塾大学出版会)井下千以子 学部独自プログラム: ・栽培植物と農耕の起源(岩波新書)中尾佐助 著 |
成績評価の方法 |
全学共通プログラム(25%分): 毎回提示される記述の課題を総合的に判断します。設問について、意見や考えを自分の言葉で説明できることが評価のポイントとおなります。 学部独自プログラム(75%分): 授業への参加度(25%)とプレゼンテーションの内容(50%)で評価します。 |
教員から一言 |
作物が現在の姿となって我々の食卓に並んでいるのは、実は奇跡的なことです。ロマンを感じましょう。 |
キーワード |
全学共通プログラム: 問いを立てる 自律学習 研究倫理 学部独自プログラム: 作物 起源 |
オフィスアワー |
全学共通プログラム: 担当教員から授業内に案内があります。 学部独自プログラム:質問や相談は随時受け付けます。E-mailでの対応も可能です。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/01/27 20:07:56 |