科目名[英文名]
農学基礎ゼミ   [Basic Seminar of Agricultural Science]
区分 教養科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01fy100226
責任教員 [ローマ字表記]
五味 高志   [GOMI Takashi]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
知の開拓と自主的な学びへの意識の醸成を目的とした大学導入科目と位置付け、内容に応じて学部、学科、少人数ゼミのクラスなど、様々な授業形態をとります。本科目は、2部から構成されます。

第一部:全学共通プログラム
大学を知り、大学でいかに学ぶかを考えます。本学の理念・歴史と共に、研究活動に関する理解を深め、学びへの意欲を増進すると共に、大学生活をデザインする意義を理解することを目的としています。

第二部:学部独自プログラム
東京凸凹探索:今と昔の地図から読み解く地域と環境
私たちの生活する場は、さまざまな地形によってなりたっています。たとえば、かつて築城する際には地形は重要な要素でした。また水や河川の確保や地域の発展は地形と密接な関係があります。谷津地形などは希少種などの生息域としても重要です。近代に入ると、住宅地の開発により谷への盛り土などにより大きな地形の改変が見られるようになります。身の回りの凸凹の地形の探索、GISによる凸凹の解析などを学びながら、地域の歴史や発展、水資源や生態系管理などを学びます。
到達基準
1) 大学での学びを理解し、自身の大学生活を俯瞰的に設計できる。
2)生物多様性とは何か、およびそれを保全する意味・意義、保全する方策について、基本的な考え方について説明できるようになる
ディプロマ・ポリシー上の観点については、本学HP(三つのポリシー) のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
主な目標(科目別目標一覧対応):
自主性・自律性◯、リーダーシップ/調整能力◯、知の開拓能力◎、プレゼンテーション◯、課題探求、問題解決◎、教養倫理◯
授業内容
第一部:全学共通プログラム
第1回 大学を知る(I)
     大学の歴史の概略。学長、農学部長、工学部長の講話:「農工大で挑戦してほしいこと」など
第2回 大学を知る(II)
     学科長の講話:学科紹介
第3回 大学で学ぶ
    (講義1)アイデンティティの確立と学生生活について:青年期のこころの発達。
    (講義2)高校と大学での学びの違い。将来を見据えて長期的かつ計画的に授業履修や留学などを考え、大学生活を俯瞰的に設計することについて。
第4回 本学の社会的取り組み
    (講義1)エネルギー教育地球温暖化と温室効果ガス排出。CO2排出削減を目指す本学の取り組み。
    (講義2)プラスチック廃棄削減に向けた本学の取り組み「プラスチック削減5Rキャンパス」。
         次世代人材育成を目指した課題解決策を導く教育・研究活動。
    (講義3)新型コロナウイルス感染症 本学「未来疫学(R)」からの挑戦。
第5回 研究倫理
     研究者の行動規範と研究不正について概説する。引用、盗用、剽窃について考える。

第二部:東京凸凹探訪;地域から地形を読み解く
6.地形図の読み方
7.地形図の解析方法
8.古い地図を読み解く
9.現代の地形と古い地形の比較
10.地域の発展と自然資源の利用を地形図から見る
11.各自の凸凹探訪
12.まとめの発表準備1
13.まとめと発表準備2
14.全体発表
15.総合討論
履修条件・関連項目
全学共通プログラム:授業時間10時間に加え、本学の標準時間数に準ずる学習時間を使って授業内容を振り返り、今後の大学生活の設計や履修計画をたてること。
学部独自プログラム:発表および議論にむけてトピックについて事前学習を行うこと
テキスト・教科書
全学共通プログラム: 必要に応じて授業内で資料や教材を配布します。
学部独自プログラム: Google Classroom やMoodleにアップします。
参考書
Google Classroom やMoodleにアップします。
成績評価の方法
全学共通プログラム(25%分): 毎回提示される記述の課題を総合的に判断します。
学部独自プログラム(75%分): 毎回の発表や議論の内容・積極性を総合的に判断します。
教員から一言
地形図をつかって、地域の自然、自然資源の利用の歴史、災害対策などを学びましょう
キーワード
全学共通プログラム: 問いを立てる 自律学習 学部独自プログラム:
オフィスアワー
全学共通プログラム: メールでアポイントメントをとってください
備考1
【新型コロナウイルス感染の影響による授業スケジュール等の変更については、本科目のクラスルームでご確認ください。】
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/01/31 15:48:25