科目名[英文名]
地学実験   [Geoscience Experiment]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01go2003
責任教員 [ローマ字表記]
杉原 創, 田中 治夫, 渡邉 泉, 戸田 浩人   [SUGIHARA Sou, TANAKA Haruo, WATANABE Izumi, TODA Hiroto]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
【目的】地形・地質・天文・気象について実験を通じて理解する。
【概要】本科目は、学部共通専門基礎科目-地学の科目である。
・地形・地質:地形図の判読や鳥瞰図の作製,岩石・鉱物の分類と同定などの身近な実験から,地形と地質を理解する。
・天文:代表的な二種類の天体望遠鏡の特徴を理解する。また,講義によって天体の運動を理解し,実際の観察を行う。
・気象:気象観測装置を理解し,天気図の見方と描き方を修得し,ラジオの気象通報で天気図を描けるようになることを目標とする。これらを通して,気象を理解する。

 なお,理科の中学校教諭1種免許状を取得しようとする学生は,環境資源科学科を除き,本科目は必修である。環境資源科学科の学生は「環境資源科学実験Ⅳ(地学)」が必修である。
到達基準
地学に関する基礎的な実験手法を身につけ,中学や高等学校でも実験を教えることができる。
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
 URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
コロナ対応のため、4/8以降に、一部講義内容を変更しています。ご注意ください。

1.4月9日(土) 13:00〜17:00 2号館225号室
はじめに地学実験全体のガイダンスを行うので、履修者は必ず出席すること。(土曜日に2号館へ入るには学生証が必要です。事前に入構できるかを確認のうえ、必ず持参してください。)
ガイダンスおよび地形1(杉原):地形図の判読
(持参するもの:鉛筆などの消せる筆記具)
FM多摩丘陵の地形図を用いて、尾根線と谷線を記入する。
宿題:各自地形図を準備して、尾根線と谷線を記入して、次回までに提出する。

2.4月16日(土) 13:00〜18:00 2号館225号室
地形2(杉原):鳥瞰図の作製
(持参するもの:鉛筆などの消せる筆記具)
FM多摩丘陵の鳥瞰図を作製する。
宿題:宿題で用いた地形図で、鳥瞰図を作製して、次回までに提出する。

3.4月23日(土) 9:00〜18:00 府中市内(雨天4月24日(日)に延期)
地形3(田中):段丘地形(段丘・崖線・低地と台地)の観察。野外実習。
(持参するもの:筆記具、カメラ、石を持ち帰る袋。)
9:00に2号館225号室に集合。
農工大-大國魂神社周辺・府中崖線-FM本町-多摩川。
宿題:野外観察レポートを提出する。

4.4月29日(金) 13:00〜17:00 2号館225号室
地質(田中):岩石の観察・同定。
(持参するもの:前回採取した石。)
多摩川で採取した石の観察と同定をおこない、レポートを提出する。

5.5月13日(金) 12:15〜12:55 第一講義棟1Fロビーに集合。
天文1(渡邉):事前説明

6.5月14日(土) 10:00〜 天文2(渡邉)(午前:座学、午後:観測)

7.7月9日(土) 8:45〜17:15 1講13号の実習室を予定(履修人数によって変更あり)
気象1(戸田):気象観測装置の理解、天気図の構成要素と基本パターン、天気図の見方と天気予報、天気図の描き方を実習する。実習後に、自宅でラジオ気象通報を聴いて数日間の連続天気図を描くとともに、季節別の気象通報記録を調べて天気図を描き、レポートとして提出する。

8.7月25日、28-29日、8月1-2日のどこかの 5時限または6時限(受講生の授業の都合で決定、場合によっては2回実施し、いずれかに参加する。)
気象2(戸田):天気図のレポートを提出、ラジオの気象通報で描いた天気図の答えあわせとポイントの解説。最後にラジオ天気図描きテストを行う。
履修条件・関連項目
野外での実験が含まれるので,災害傷害保険(学生教育研究災害傷害保険)と賠償責任保険(学研災付帯賠償責任保険や学生賠償責任保険など)に加入していること。ガイダンスの時に加入状況を確認するので,各自で加入状況を調べておくこと。
地学や地球環境地学を履修していることが望ましい。
授業時間に加え、レポート作成、配布した講義資料や参考書を参照し、計45時間以上の学習を行うこと。
テキスト・教科書
Google Classroomに情報を掲載しておくので、印刷して持参すること。ただし、一部は事前にプリント等を配布するのでWeb掲示等に注意すること。
参考書
地形:富士山はなぜそこにあるのか(丸善),土地分類基本調査 川越・青梅 八王子・藤沢(東京都)
地質:河原の石のしらべ方 多摩川の石(地団研)
気象:よくわかる気象・天気図の読み方・楽しみ方(成美堂出版),気象予報のための天気図のみかた(東京堂出版),最新の観測技術と解析技法による天気予報のつくりかた(東京堂出版)
成績評価の方法
主体的な授業参加度(50%) およびレポート・宿題(50%)
実際に、実験を教えることができるような基礎的な実験手法を身につけているか評価する。
遅刻や早退は欠席扱いとする。
なお、レポートの未提出は欠席扱いとする。レポートの未提出は、該当実習分をゼロ点とする。(地形・地質は鳥瞰図、野外レポートなどで、天文は観測翌日の議論・小レポートで、気象は実習後の天気図描きの宿題とそのレポートで評価する。)

R3年度成績分布:S 0%,A 84%,B 8%,C 4%,D 4%
R2年度成績分布:S 0%,A 47%,B 42%,C 2%,D 9%
R元年度成績分布:S 5%,A 43%,B 38%,C 10%,D 5%
教員から一言
天文は宿泊を伴い,地形は野外調査を行いますので,シーツのクーニング代など実費が必要となります。詳細はガイダンスおよび掲示によって連絡しますので,くれぐれも注意して下さい。
気象は実習後のレポートでNHKラジオ第2放送を聴く必要がありますので,承知しておいてください。
キーワード
地学,地形,地質,天文,気象
オフィスアワー
各教員ともメールで対応する。
備考1
新型コロナウイルス感染の影響による授業スケジュール等の変更については、本科目のクラスルームでご確認ください。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/04/11 11:08:36