科目名[英文名]
森林生態学   [Forest Ecology]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01rn2021
責任教員 [ローマ字表記]
戸田 浩人, 崔 東寿, 吉田 智弘, 小池 伸介   [TODA Hiroto, CHOI Dongsu, YOSHIDA Tomohiro, KOIKE Shinsuke]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
○目的:森林の集団あるいはその集団を構成している個々の生物の生活状態を,生物同士,生物と生物をとりまく環境要因との相互作用(生態系)から科学的に,総合的に把握する。
○概要:森林生態系の概念と特徴,森林生態系における物質生産と循環,森林生態系を構成する生物,生物と環境の相互作用について理解し,森林を見る目を養う。
到達基準
森林生態系の法則性を理解し,森林を健全に育てるあるいは健全性を評価するための基礎的な知識を習得し,説明できる。
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照のこと。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第1回目の授業(4/8)で、授業の予定・進め方のガイダンスをしますので、履修予定者は必ず出席してください。
1. 森林生態学の概要と到達目標、関連授業への展開
2. 森林生態系の概念と特徴、森林生態系とは何か?
3. 森林生態系における物質生産、環境と競争
4. 森林生態系における物質循環、土壌と微生物の役割
5. 樹木の進化と生理生態
6. 樹木と菌類・微生物の共生
7. 環境に応じた樹木の反応
8. 気象変動と森林生態系の健全性
9. 森林に生息する動物・鳥類の特徴
10. 動物の住処としての森林生態系
11. 森林生態系で動物が果たす役割
12. 森林に生息する昆虫・土壌動物の特徴
13. 森林生態系における昆虫・土壌動物の役割
14. 森林に生息する昆虫・土壌動物の研究展開
15. まとめ、レポート返却と解説および質疑応答
※一部、順不同
履修条件・関連項目
関連科目:生態学,森林立地学,樹木学、森林施業論,持続的森林管理論,樹木学実習,育林学実習,森林土壌学実験・実習,森林保護・樹木医学実習
授業時間30 時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。なお、授業の理解を深めるため毎回予習を課します。
テキスト・教科書
適宜プリントを配布する。
参考書
岩坪五郎編「森林生態学」(文永堂),堤利夫編「森林生態学」(朝倉書店),石井弘明編「森林生態学」(朝倉書店),及川武久監訳(GE.Likens,[ FH.Bormann著]「森林生態系の生物地球化学」(シュプリンガーフェアラーク東京),寺島一郎ほか「植物生態学」(朝倉書店),佐伯敏郎監訳(Walter Larcher著)「植物生態生理学」(シュプリンガーフェアラーク東京),小池孝良編「樹木生態生理学」(朝倉書店),種生物学会編「森林の生態学」(文一総合出版),正木隆編「森の芽生えの生態学」(文一総合出版),菊沢喜八郎編「植物の繁殖生態学」(蒼樹書房),由井正敏著「森に棲む野鳥の生態学」(創文),金子信博著「土壌生態学入門」(東海大出版),鎌田直人著「昆虫たちの森」(東海大出版),菊沢喜八郎著「新・生態学への招待 森林の生態」(共立出版),宮下直・野田隆史著「群集生態学」(東大出版)など
成績評価の方法
森林生態系における,●生産・循環と微生物,●樹木と菌類,●動物,●昆虫・土壌動物,についてのレポート課題をそれぞれA4版3枚程度で提出。各レポート25%ずつレポートの完成度で評価する。なお,出席が7割以下の者については成績評価をしない。
過去の成績
2021 S:3%, A:52%, B:20%, C:7%, D:18%
2020 S:3%, A:49%, B:36%, C:8%, D:4%
2019 S:3%, A:44%, B:38%, C:9%, D:6%
教員から一言
森林の生態を知る上で基本的な内容を網羅的に講義します。質問を奨励しますので、復習して講義内容がよく理解できない時は,まず参考文献等で調べてみて,不明な場合は,質問カード、口頭、メール等で質問して下さい。
キーワード
森林生態系の「物質生産と循環」「樹木」「動物」「昆虫・土壌動物」「菌類・微生物」
オフィスアワー
オフイスアワーは各教員ごとに異なりますので,メール等で確認してください。
備考1
森林科学プログラムにみならず、地域生態システム学科の基礎となる専門科目です。最初の授業で詳細な授業予定と予習課題を示します。
備考2
新型コロナウイルス感染の影響による授業スケジュール等の変更については、本科目のクラスルームでご確認ください。
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/01/28 12:03:49