科目名[英文名]
土壌生態管理学   [Ecological Soil Management]
区分		選択必修		単位数	2
対象学科等		対象年次	2～	開講時期	3学期
授業形態	3学期	時間割番号	01rn2034
責任教員 [ローマ字表記]
豊田 剛己   [TOYODA Koki]
所属	生物システム応用科学府	研究室		メールアドレス

概要

目的：広範囲に及ぶ生命・食料生産・環境に関わる課題に取り組むための幅広い基礎学力を身につけるための一環として、土壌を基盤とした作物生産システムの過去から現在にわたる変遷を学び、今後の持続的作物生産のあり方を考える。また、その過程で、土壌学に関する基礎知識を学ぶ。 概要：土壌は作物生産および生命の基盤である。その土壌について、肥沃度、化学肥料・農薬の偏重、有機農法、連作障害、硝酸汚染、地球温暖化ガスといったキーワードを中心に、これまでの土壌管理のあり方について学び、将来あるべき持続的土壌管理について考える。

到達基準

土壌学に関する基礎的事項を理解し説明できる。人類が直面する食料・環境問題等の土壌圏に関係する課題に対して、科学的な解決方法を過去の事例に基づき構想できる。 本学HP（三つのポリシー）のカリキュラムマップ参照。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/

授業内容

下記のスケジュールに従い、16時半から18時まで 対面で講義を行います。状況により適宜、オンライン講義も取り入れます。 詳細はGoogle Classroom(クラス コード　hm43ik5）で確認してください。 10月 3日　１．はじめに：知っておいて欲しい各種統計 10月 10日 ２．わが国及び世界の土壌資源 10月 17日 ３．水田の天然肥沃度 10月 24日 ４．土壌管理技術の変遷 10月 31日 ５．化学肥料・化学農薬の作物生産への貢献 11月 7日 ６．連作障害および連作障害回避のための土壌管理 11月 14日 ７．中間テスト 11月 21日 ８．土壌微生物について 11月 28日 ９．土壌の有する生態系機能 12月 5日 １０．農業由来の環境汚染と環境負荷 12月 12日 １１．エネルギー投入型施設栽培 12月 19日 １２．地目連鎖・人工湿地による環境浄化 1月 16日 １３．持続的作物生産システムのあり方 1月 23日 １４．最終テスト 1月 30日 予備日

履修条件・関連項目

授業時間30 時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と 復習を行うこと

テキスト・教科書

プリントを使用する。

参考書

Nature and Properties of Soils (Brady & Weil)、土壌学の基礎（松中照夫著）、環境土壌学（松井健・岡崎正規著）、農業と環境汚染（西尾道徳著）、土と食糧（日本土壌肥料学会編）など

成績評価の方法

中間テスト（50点）と期末テスト（50点）に加えて授業への積極的な取り組みを考慮して評価する。

教員から一言

土壌の様々な機能について、作物生産性、環境負荷、持続性の観点から学んでほしい。

キーワード

土壌、水田、環境負荷、生物機能、地球温暖化

オフィスアワー

月曜日12時〜13時。その他教員が在室していれば、質問等随時対応する。 mail での質問も可。

備考１

備考２

参照ホームページ

http://www.tuat.ac.jp/~toyoda/

開講言語

日本語

語学学習科目

更新日付

2022/03/04 9:51:23